猛虎かく勝てり1656
2018.12.07 Friday
“スランプ脱出の兆し“
背番号19番
藤浪 晋太郎投手
2018年度成績
登板13勝利5敗北3セーブ0ホールド0 HP0完投1完封勝1無四球0勝率.625対打者326投球回71安打70本塁打5四球47死球4三振70暴投5ボーク0失点45自責点42防御率5.32
長いスランプだったのか・・・このままでは潰れてしまうとマスコミからも心配されていた男が、終盤になって復調の兆しを見せ始めました。
今シーズンは。開幕2戦目の巨人戦でシーズン初登板を果たしましたが、5回4失点で勝ち負けは付かず。それから6月15日の楽天戦で6回9奪三振無失点と好投し、シーズン初勝利を挙げました。
これは2017年5月4日以来の勝利投手となるので、本当に信じられない不調でした。しかしこの試合でも課題であった制球難を克服するまでには至らず不安定な投球が続き一軍と二軍との昇降格を繰り返します。
7月27日の降格後はおよそ1ヶ月半の間二軍調整に徹し、9月16日に一軍に昇格。昇格即先発となった16日の対DeNA戦で、7月26日の対広島戦以来52日ぶりに一軍登板し、6月27日の対DeNA戦以来81日ぶりとなる3勝目。その後、22日の対広島戦では6回7安打4失点で4勝目、29日の対中日戦では9回を5安打無失点で投げ抜き、自身2年ぶりとなる完封で5勝目。なお、この勝利で通算50勝に到達。高卒6年目以内での50勝到達は球団では江夏豊氏以来2人目で、右投手では球団史上最速になりました。
思うに、藤浪君はスランプになっていたのではなく、もともとこのような制球難を高校時代から持っていたもので、それをプロ野球の投手らしく投げ抜くことを意識しすぎていたような気もしますね。
むしろ不安定な内容にこだわらずに、何も考えずに目の前の打者に勝負していけばいいのではと最近感じるようになってきました。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:藤浪 晋太郎投手
アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2017年04月13日
場所:阪神甲子園球場