猛虎かく勝てり2671
2024.05.21 Tuesday
“岡田采配に思う“
最近の猛虎の岡田采配に関する記事を見つけました。
19日のヤクルト戦を勝ち、このカードを2勝1敗で勝ち越した猛虎。こ
れで3カード連続の勝ち越しとなり、着実に貯金を殖やしている。今年
は大きな連勝はないが、大型連敗もない。
監督は現状を見つめ、地道な選択にシフトしていますね。
苦しい時こそ、「ベンチの力」で勝ちをもぎ取る。そのベンチ力のひとつ
が「駒使い」。佐藤輝君を2軍にやり、4番大山君も先発から外した。近本君を3番にして、井上君を1番で起用など激しい動きを見せました。
ゲーム中も同様。19日の試合でチャンスに代打糸原君を告げ、相手が左
腕に代えた途端、代打の代打で原口君を出した。現在、糸原君と原口君
は代打の2枚看板。
勝負どころの駒使いにも、それが表れている。ここは勝負と決めたら、
迷いなく駒を使う。代走で植田君を送り、さらに走者が出れば熊谷君を
と1イニングで2人代走に起用する。盗塁できなくても、相手バッテリ
ー、相手ベンチに圧力をかける用兵。
こんなベンチワークがさらに求められるのが目の前に迫った交流戦となる。広島、巨人との計6試合が終わったあと、5月28日から交流戦がスタート。ホームで9試合、ビジターで9試合。143分の18であるが、これがペナントを左右するものとして、重要な戦いになる。
岡田監督は交流戦が始まった2005年から、常にペナントもポイントに挙
げてきた。そして交流戦にはかなりの自信を持っている。2005年から
2008年まで、トータルで交流戦は勝ち越しているし、2010年のオリックス監督時は交流戦優勝に導いている。
交流戦の戦い方を熟知しているから、今年もその駒使いに注目が集まる。
すでに対策は練っているはず。その頭にチラチラと浮かんでいるのが佐藤輝君。今回の2軍行きは無期限とされているが、再登録されるタイミングとして交流戦がベスト。特にDH制のビジターで、佐藤輝君を指名打者に起用。守りの不安がないポジションで起用すればといった期待感がある。そこまでに佐藤輝君が状態を上げていることが前提ではあるが、岡田監督なら、そんな起用法を練っていても不思議ではない。
小生の岡田監督評ですが、試合出場者を変えても、出場する選手の役割は絶対に変えないという頑固な采配ですね。
代打なら代打だけで守備にはつかせない。野手は守備位置を変えてまで出場はさせない!そんな岡田監督が守備をさせずに打撃だけの佐藤輝君をどのように起用するかが面白いでしょう。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:岡田 彰布監督
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2024年5月1日
場所:マツダスタジアム