猛虎かく勝てり2730
2024.11.05 Tuesday
“長距離砲へ覚醒せよ“
背番号58番 前川 右京外野手
試合116打席362打数324得25安打87二塁打16三塁打0本塁打4塁打115打点42盗塁0盗塁刺0犠打0犠飛1四球27死球10三振50併殺打7打率.269長打率.335出塁率.343
言わずと知れた今年一番の成長株がこの男でしょう。
前川君が4日、高知・安芸キャンプのランチタイム特打で推定130メー
トルの場外弾をぶっ放したようです。右翼後方の通称「大豊ネット」を軽
くオーバー。実はこの日、脱力してバットを走らせる新打法に挑戦。初めての感覚らしく、自分でも驚く大きな放物線を連発しました。116試合出
場と飛躍の1年を終えた若き大砲が、4本塁打から大幅アップしそうな雰囲気を放っているようですね。
高台にある安芸市営球場。前川君の打球は、眼下に広がる太平洋に真っす
ぐ向かうように伸びていった。野口君と並んだランチタイム特打の23ス
イング目。球場を勢いよく飛び出した白球が、大勢の観客が行き交うアス
ファルトの道路に「コツン」とはずんだそうです。
幸いケガ人はいなかったが誰もが目を丸くした。すぐに球場内をのぞいて“主”を確認する人もいた。合計46スイングして15本のオーバーフェンス。10本の野口君とともに、終了時には大きな拍手が送られました。そ
の後の通常フリー打撃では柵越え4本。うち1本はまた球場の外に飛び出
したそうです。
フルで振らずに、抜いている感覚で、『サボっている』スイング。今までは飛ばしたいときは思いっきり振っていたが、今日の方が打球が飛んでいたし、質も良い。新しいことに気づけた、目からウロコのサボり打法? は新任の小谷野打撃チーフコーチの助言。打撃ケージに入る前に、脱力して
バットのヘッドを走らせるよう助言されたようです。
今季は高卒3年目らしからぬ打撃センスを発揮。116試合で打率2割6分9厘と、左翼のレギュラー格へと飛躍を遂げた。1軍に食らいつくため、
長打よりも対応力やミートを重視した分、本塁打は4本にとどまった前川君。しかし長打が増えれば大きな武器となります。
新境地に入った若きバットマンから目が離せないですね。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:前川 右京外野手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2024年05月01日
場所:マツダスタジアム