猛虎かく勝てり2869
2025.05.27 Tuesday

“失策王の変化”
先日のバンテリンで猛虎が勝ち越した9回の攻撃中に、中日3番手のマルテ投手が、犠打の処理を巡って2度も送球ミスをした。敵将・井上一樹監督もそう苦い表情を浮かべた。これもあって猛虎はこの回、一気に4得点。それまで1−1と締まっていた試合が脆くも崩れた瞬間であった。
中日守備陣は3回、これ以上ないと思われるタイミングの「7−6−2」と
渡るカットプレーで失点を防ぐなど、さすがだなと虎党を唸らせたが、2回に三塁手が送球エラーする場面もあった。終わってみれば1試合3失策。中日のチーム失策は試合前までセ・リーグ最少の「18」だったが、
これで「21」となった。その結果、リーグ失策最少の位置についたのが、意外にも失策数「19」の猛虎なのだ。
「守備」は試合前、1つのポイントかもと思っていた。佐藤輝君が自身初
の左翼守備でスタメン。ヘルナンデス君が三塁で出た。打撃好調の佐藤
輝君、守備はもちろんバッティングに影響したらまずいかも。そう思っていたが、この日に限れば、そういう部分もなく終えられた。
このバンテリンドーム3試合で猛虎は無失策。この試合で殊勲者になっ
た坂本君の捕逸はあったが、守りの堅い相手を向こうに回して、2勝1敗
と勝ち越し。守り勝った部分は大きいですね。
今季、得点力のあるチームとなっている猛虎だが、やはり「投手を中心
にした守りの野球」が基本スタイルだ。それが長いペナントレースを勝
ち抜くために重要なことは過去の例を見ても間違いない。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:猛虎ナイン
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2024年03月15日
場所:バンテリンドーム