猛虎かく勝てり2091
2021.03.03 Wednesday
“若虎よ成長せよ“
「キャンプだけでうまくなるっていうのは絶対にないと思うので…」
春季キャンプを終えたナインの総括コメントからこんなコメントがあったそうです。
昨季まで3年連続12球団ワースト失策の猛虎は、今キャンプで川相昌弘
氏に臨時コーチを依頼した。宿敵巨人で遊撃手、指導者として長年活躍し
た名手の招請。話題性もあり、その一挙手一投足も注目され、かく勝てりでも何度か投稿いたしました。
キャンプインと同時に任務をスタートさせ、早出練習から夕方の特守まで
内野守備陣に基礎を伝授。指導最終日となった2月22日、川相氏はナイ
ンの意識改革に納得した上で、あらためて基本練習、継続の大切さを何度
も説き続けてくれました。
その川相語録です。
「建物で言えば基礎、木で言えば根っこがしっかりしないと土台、枝葉は簡単に揺らいで崩れます」
「あとは日々の練習を積み重ねていくしかない」
「人生、いいことばかりではない。悪いことが起きた時、そのままにしないでプラスに変えていくことが大事じゃないですか」
「実戦では当然、成功ばかりじゃなく失敗も起こる。失敗をただの失敗にしないように、また練習を上積みしていくことが大事」
言葉の端々から思いがにじみ出ていますね〜
今春、沖縄でのチーム失策数は紅白戦3試合を含めた10試合で計13。内
野手は10失策。ちなみに昨春の沖縄チーム失策数は紅白戦1試合を含め
た10試合で計14。内野手は10失策。単純比較すれば20年と21年の守
備力はほぼ横ばいとなるが、時に実態は数字だけでは計れない。
守備力アップに魔法や特効薬なんてない。1年をかけて現状を打破していく。「川相イズム」は確実にナインに浸透しているようです。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:猛虎ナイン
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2020年10月18日
場所:阪神甲子園球場