猛虎かく勝てり2323
2022.08.30 Tuesday
“ライバルに学ぶ“
今季最後の名古屋遠征にて面白い記事を見つけました。
考えさせられる中日との3連戦で、目立った選手は高卒3年目・岡林勇希選手、同2年目・土田龍空選手という中日の若手野手。7回にダメ押しの適時打を放った土田選手は猛虎戦が得意。対戦打率3割8分7厘は通算2
割5分を考えれば驚くような数字。岡林選手も猛虎戦で30安打を放ち、
これもリーグ対戦別で最多。
守りもいい。土田選手の遊撃守備などは経験を考えればハイレベル。敵将・
立浪監督が今後を見据えてのチーム作りをしているのが目に見えて分か
る。現在は最下位のチームだが来季以降、成長する印象です。
対する猛虎は、先発の新人・森木大智君はよかったですね。6回に捕まっ
たとはいえ、そこまで小気味いい投球。猛虎打線が援護できていれば結果
はどうなっていたか分からない。十分、合格点の内容。
しかし相変わらずパッとしないのが猛虎打線。好投手を相手に好機はつく
るが決定打が出なかった。9回に出たロハス君の二塁打が4回の無死一、
二塁で出ていればとは思うが「たられば」を言えばキリがないのでしょう。
若手野手が目立った中日に比較し、猛虎にはその部分が少ないかもしれない。スタメンを見ても大山君、佐藤輝君は言うまでもなく中野君、近本君、あるいは木浪君は即戦力での入団。今季、育ってきた選手として島田君が上げられるが島田君も大卒5年目、27歳の世代になる。
9月も間近になったこの時期。この日、ファーム交流戦の巨人相手に本塁打をマークした井上君らを起用したいところだが、まだ上位を狙う猛虎としては筒いっぱいで戦わなければならない部分もあるのでしょう。そこは
人気チームとして宿命のようなものがあるのは否定できないのか。
古巣相手の名古屋で監督最後の戦いを終え、左翼スタンドまで近寄って頭を下げていた矢野監督。その胸中に去来したものは・・・
まだまだ今シーズンは終わっていない。矢野監督最後のシーズン終盤には、生え抜き若虎選手の躍動を見たいですね!
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:井上 広大外野手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2020年10月18日
場所:阪神甲子園球場