猛虎かく勝てり569
2011.09.27 Tuesday
“さらば髭武者”
思えば今年は、この男がマウンドに立たないがために、野手陣のエラーが
目立つようなきがしてきた。
2005年の最多勝投手。2003年と二度の優勝の大功労者が、鳴尾浜で
静かに?縦縞に別れを告げた。
猛虎にやってきて9年目のラストマウンドを降りた髭武者は柔和な表情で
空を見上げていたそうです。
この日のピッチングは、髭武者らしさ全開の38球だったそうです。
このらしさといえば、我等虎党ならすぐピンときます。
一回、二回とも得点圏に走者を置いたが、本塁は許さない。多彩な変化球を
丁寧に低めに集めて、要所を締める。独特な右足を大きく上げる投球フォーム
から繰り出す、匠の技でスコアボードに「0」を灯した。これが彼の真髄である
老獪なピッチングです。
今年の春先で気になったことは、右足高く上げる投球フォームが完成して
いなかったことでした。この秋の鳴尾浜では足が上がっていたということは、
当時アクシデントがあったのかもしれませんね。まあ彼のことですから口外は
しないでしょう。そして猛虎戦力外構想に対して迷わず現役続行を決断。
もう一度彼の投球を見たかったけれども、来季もどこかの球団で必ずマウンドに
帰ってくると信じています。
鳴尾浜球場にはなんと過去最大級の1,300人の虎党が詰めかけたそうな・・・・
試合前の時点でスタンド収容人数500人に達しても、ファンは球場外の道路に
400人を超える列をなした。球団関係者もこれには想定外だったそうで、これまで
2度しか実施していない右翼後方を一般開放。バックネット裏に家族も呼んだベテランに
こころから“有難う”という言葉を贈りたいですね
シーズン残り28試合。今後も1軍で登板できる準備をするのかという記者の質問に対しても
“それはしますよ。あしたからも練習します”と力を込めて答えてくれたそうな!
猛虎で2度のリーグVに貢献し、計80勝を記した技巧派左腕のラストダンスはまだまだ続く!
有難う髭武者下柳君(*^_^*)そしてこれからも応援しているぜい!
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:下柳 剛投手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース』
撮影日:2011年05月04日
場所:東京ドーム