猛虎かく勝てり634
2012.01.19 Thursday
“捕手としての折り返し点”
背番号2番 城島 健司捕手
2011年度成績
38試合 率.189 13打点 本5
打数132 安打25 四死球10 盗塁0
縦縞入りした2010年の彼は本当に輝いていました。
捕手でありながらもあたかも監督のようにチームを引っ張り、ムードを作り、
兄貴金本様や髭武者下柳をも出し抜くようなチームの支柱的存在になりました。
今夜の猛虎かく勝てりは、監督の分身城島君です。
左膝の負傷が判明した当初は全治6か月と言われ、昨年の開幕出場は困難という予想でした。
彼の姿は沖縄にはなく、安芸で黙々とリハビリに励むキャンプ。
術後わずか数か月で実戦に復帰し、また東日本大震災の影響で開幕日が順延されたことも
あって、開幕戦出場を果たしましたが、やはり無理をしていたのでしょう。
膝を保護するために試合で着用していたパッドのため左膝に瘢痕が生じ、これによって膝の
可動域が広がらなくなった影響で調子を崩します。
38試合出場時点で打率.189, 5本塁打、13打点と打撃不振に陥り、守備面でも
ショートバウンドの捕球に支障をきたすようになります。
膝が万全でないこと、右肘の靭帯損傷や腰痛も併発し、6月10日に出場選手登録を抹消。
その後、8月に左膝のクリーニング手術を受け一軍に復帰することなくシーズンを終えました。
彼にとって昨年は一大転換期を迎えたようです。
捕手は35歳から一番いい時期を迎えるとも言われています。
メジャー帰りの城島君にイノイチバンに声をかけてくれた真弓監督のまさかの辞任に
一番悔しさを感じていたのは、おそらくこの城島君のはずです!
何もできなかった2011年!そして捕手として体力的にも無理が効かなくなる年齢になってきては
いるものの、監督の分身として最盛期を迎えようとしている城島君の今シーズンの活躍は、
一味も二味も違ったプレーを魅せてくれるような予感すらする2012年ではないでしょうか!(^^)!
一昨年に小生は感心したことがありました。
城島君が移籍と同時にそのまま虎ファンとして連れてきた女性ファンがとにかく多いこと。
男冥利につきますね〜
円熟期を迎えた最強の捕手の復活劇に酔いしれようではありませんか!(^^)!
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:城島 健司捕手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース』
撮影日:2011年05月05日
場所:東京ドーム