春季キャンプに向けて4
2012.01.26 Thursday
“ベテランの意地”
沖縄キャンプメンバーに選ばれても、リハビリ状態は続けながら、ベテランの意地を
魅せる男がいます。
けがからの復帰を目指す城島君ですね。
キャンプでは遂に一塁守備スタートが決定しました。
キャンプイン直前まで故郷の長崎・佐世保で調整を行っている城島君の目標は、
2月1日に全体練習をこなせることです。
痛めている右ひじの状態、再手術した左ひざに負担が少ない投げ方を考えながら、
少しずつ遠投の距離を伸ばしているそうです。
佐世保球場で俊介君や野原将君等の若虎達との合同自主トレでは、彼らと同じ
ランニングメニューをこなし、約50メートルの距離でキャッチボールを行っていますが、
寒さもありまだまだ一気にペースを上げられない状況。
当面の間は左ひざと右ひじの状態を見ながらの練習になりそうですね。
ゆっくり焦らず、万全な状態まで調整をしてほしいものです。
この城島君の一塁構想には、それなりの裏付けを持っての和田新監督の策とも思われます。
当然昨シーズン120試合出場した大砲ブラゼル君と併用になりますが、昨シーズンブラゼル君が
最も苦手としていたのが巨人の内海投手と、中日の吉見投手だからでしょう。
どちらもライバルチームのエースとして、今年も猛虎打線を苦しめることが予想されますが、
城島君はシーズンを通して出場した2010年にはこの二人の投手をとにかく得意としています。
対内海投手は10打数4安打、打率.400。対吉見投手は16打数5安打、打率.313。
このデータからすると、ダイエー時代やマリナーズ時代にも練習してきた一塁先発出場も満更では
なさそうです。
和田監督との話し合いでも一塁構想は納得してスッキリしています。
この春季キャンプでは第1クールから打撃練習を行う予定の城島君。
新たな城島君の縦縞プレーをしかと小生沖縄で見届けさせていただく所存です!(^^)!
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:城島 健司捕手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース』
撮影日:2011年05月05日
場所:東京ドーム