猛虎かく勝てり909
2013.12.24 Tuesday
“結果を焦るな”
背番号13番 榎田 大樹投手
2013年度成績
16登板4勝9敗0S 防御率3.61
完投0 投球回92 1/3 奪三振78 自責点37
今シーズンはこの男にとって忘れられない年になりました。
プロ野球界にとっても、その立役者となってしまった男!
今夜のかく勝てりは、榎田君です。
前年の左肘手術の影響から、連投を避けるなどの目的で先発に
転向した榎田君でしたが、プロ初先発になった4月の対中日戦では、
六回2死まで無安打に抑えたものの、失策による1失点で敗戦投手に
なりました。しかし、2試合目の登板になった対巨人戦で、八回途中を
2安打無失点に抑えて先発初勝利。一時は、セントラル・リーグの
防御率でトップに立つという最高のスタートを切り、7月の
オールスターゲーム前最後の公式戦対巨人戦で4勝目を挙げます。
しかし、同月28日の対横浜DeNAベイスターズ戦では、プロ入り後
ワーストの6失点で敗戦。ここから投球が崩れてしまった榎田君。
そして忘れもしません。9月15日の対東京ヤクルトスワローズ戦では、
ウラディミール・バレンティン選手から一回裏にシーズン本塁打の
日本プロ野球新記録の56号本塁打、三回裏の第2打席には2打席
連続でアジア野球新記録の57号本塁打を浴びてしまう悲劇に見舞われ、
この試合では、先発としてプロ入り後最短の三回で降板となり。
翌16日に一軍登録を抹消されると、一軍に復帰できずにシーズンを
終えました。
プロの壁にぶち当たるシーズンだったかもしれない榎田君。小生の
見解は勝負を焦り過ぎているような気もいたします。せっかちにならずに、
時には真っ向勝負を避けるようなピッチングが必要では!宿敵巨人から
先発で3勝を挙げ、キラーの片鱗を魅せた榎田君は、契約更改では、
プロ入り後初めて減俸を提示された屈辱を味わったけれども、
精神的に成長すれば来季は必ずや勝ち星を重ねることができるはずです。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:榎田 大樹投手
アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース』
撮影日:2013年09月15日
場所:明治神宮球場