猛虎かく勝てり1134
2015.09.15 Tuesday
“大きな連戦に向けて”
9月に入ってからの和田猛虎の足踏みで、セ・リーグの優勝争いの行方はまったく分からなくなりました。
月末に大型連戦を控えているチームもあり、順位が大きく変動する可能性もあります。
猛虎は18日から12連戦という異例事態に。
そしてそのポイントを握る男は意外にも若虎なのです。
先発投手のやり繰りが連戦は鍵を握ります。
そしてそのローテーションを予想してみると、意外に谷間がないという下馬評。
理由は2年目の岩崎君の存在が挙げられています。
藤浪君、メッセンジャー君、岩田君、能見君のこの4本柱は不動。
開幕からこの4投手を軸に戦ってきました。一方、夏場までの悩みは5、6番手がまったく定着できなかったことですが、8月以降は、ついに岩崎君がその座を勝ち取っています。
今季は3勝8敗、防御率3・33ですが、8月以降は3勝4敗。黒星1つ先行も、ほとんどの登板で試合を作っています。
ローテーションを組む上で、固定できる投手が1人増えたことは大きな材料といえるでしょう。
彼のピッチングは本当に胃が痛くなるような試合ばかりですが、負けてもこれでもかと黙々と投げ続けるひたむきなマウンドは、紙一重で大投手になりうる潜在能力すら感じてしまうのです。
そんな左腕の武器はこれも意外ですが直球です。大半が140キロに満たないのに、打者が振り遅れる場面が目立つのが彼の持ち球でしょう。
とにかく猛虎は杉内投手にまったくタイミングが合いませんでしたが、似たようなタイプの投手かもしれません。
いずれにせよ、今後の背番号67の投球にはこれからも注目したいですね。
各チームとも混戦を勝ち抜くために、軸となる投手の活躍は大前提。そこに、どれだけ多くの白星を積み上げられるか。5番手の1勝は大きな意味を持つからです。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:猛虎ナイン
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2015年03月15日
場所:横浜スタジアム