猛虎春季キャンプリポート2016
2016.02.11 Thursday
“さらに試練の新ルール”
なんとも奇妙で聞きなれない言葉だが、新ルールが混乱を招くシーズンになりそうです。
「コリジョン(衝突)ルール」
本塁での危険なクロスプレーを禁止する規定で、米メジャーでは2014年から導入。NPBでも選手会から要望があり、昨年10月の宮崎フェニックスリーグで試験的に導入。
今季公式戦から適用され、同時に本塁のクロスプレーには「ビデオ判定」も導入されることになった。
野球規則では
「捕手はボールを持たない場合、必ず走路を空けておかなければならない」「走者は最初から捕手に接触しようとして走路を外れることはできない」と明記。
捕手のブロックは走塁妨害となり、得点が認められる。また、走者がタックルすれば、守備妨害をとられてアウトとなる。
ただし、「捕手が送球を実際に守備しようとして走者の走路をふさぐ結果になった場合(たとえば、送球の方向、軌道、バウンドに反応して動いたような場合)には、違反とはみなされない」ともある。
早々宜野座で物議が起きた。
1点の攻防で本塁でのクロスプレーもある実戦形式の中、西岡君の遊ゴロを鳥谷君がバックホームした際に“問題”が。三塁側に少しそれた返球を捕った捕手・小宮山君が滑り込んだ三走・梅野君にタッチ。完全にアウトだったが、球審は「セーフ!」。すぐさま矢野作戦兼バッテリーコーチが反応。
“送球がそれたから(走路に)足が入ったのでは?”
本塁での危険な衝突を防ぐ新ルール「コリジョン」。
捕手はホームベースと走者の走路をふさいではならない。
“それた球を捕ろうとして左足が入った”審判の説明は“その前から入っていた”
こんなことでビデオ判定もありうるのか・・・・
迫力のあるクロスプレーの醍醐味が消える・・・・
経験の浅い猛虎捕手陣に向かい風となる新ルールにならないことを祈りたい。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:梅野 隆太郎捕手
撮影:アナフレ猛虎会『うぽって☆』
撮影日:2015年03月15日
場所:横浜スタジアム