猛虎かく勝てり1354
2016.12.13 Tuesday
”一番の成長株だ“
背番号2番 北條 史也内野手
2016年度成績
試合122打席438打数385得点44安打105二塁打25三塁打1本塁打5塁打147打点33盗塁6盗塁刺0犠打7犠飛4四球38死球4三振91併殺打10打率.273長打率.382出塁率.341
近年、聖域とまで言われた猛虎の遊撃手のポジションをついに奪った男が居た。北條君だ!
そして彼は最も首脳陣から信頼を寄せられた若虎となった。それはこの数字以上に野球センスを買われたのかも知れない。
春季キャンプからオープン戦を通じて一軍へ帯同。13試合に出場したオープン戦で打率.333を記録したことを背景に、自身初の開幕一軍入りを果たしたので前兆は春先から見えて居ました。
4月3日の対横浜DeNAベイスターズ戦で代打出場すると、一軍公式戦での初安打をソロ本塁打で記録。
公式戦開幕当初は、代走や守備要員としての起用が多かったが、4月10日の対広島東洋カープ戦で一軍公式戦初スタメンを経験したことを皮切りに、二塁手や三塁手としてスタメンに定着。
鳥谷君が不振でスタメンを外れるようになった7月下旬以降は、大半の試合で遊撃手としてスタメンに起用された。
特にシーズン終盤の多くの試合で、北條君が遊撃手、鳥谷君が三塁手としてスタメンへ同時に起用されルコとは誰が予想しただろうか。
8月には、月間打率.311を記録するとともに、1番(または2番)打者に定着。9月24日の対中日ドラゴンズ戦では、一軍では初めての2試合連続本塁打を記録すると、次の打席で放った二塁打でシーズン通算の安打数が100本に到達。
ドラフト会議での指名を経て阪神へ入団してから4年目以内に、一軍公式戦でシーズン100安打を放った高卒の野手は、藤田平氏、掛布雅之氏、新庄剛志氏に次いで4人目である点から、彼の非凡な才能に納得もできる。
シーズン全体では、出場選手登録を一度も抹消されないまま、一軍公式戦122試合に出場。打席数(438)は規定打席にわずか5打席足りず、内野手としてはチーム最多の12失策を記録したものの、105安打、打率.273、5本塁打、33打点という成績を残し、チーム2位タイの6盗塁を記録するなど、リードオフマンとしての役割も果たした。
今年の超変革元年で一番の収穫がこの北條君であったかもしれません。金本監督が最も信頼できる野手であることは間違いなし!
来季のさらなる活躍を期待したいですね!
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:北條 史也内野手
撮影:アナフレ猛虎会『うぽって!!☆』
撮影日:2016年03月26日
場所:京セラドーム大阪