猛虎かく勝てり1482
2017.11.15 Wednesday
“猛虎の大黒柱”
背番号54番
ランディー・メッセンジャー投手
登板22勝利11敗北5セーブ0ホールド0HP0完投1完封勝1無四球0勝率.687対打者594投球回143安打134本塁打5四球44死球1三振155暴投2ボーク0失点42自責点38防御率2.39
名実ともに猛虎の大黒柱として今年もフル回転のメッセ君でした!
3年連続の開幕投手として、3月31日の広島戦に登板は、NPBの外国人投手では歴代最多(4度目)の開幕投手起用。
NPB一軍公式戦通算200試合登板を達成。
2013年以来2度目の開幕戦勝利を記録。
NPBの一軍開幕戦で通算2勝を挙げた外国人投手は、テリー・ブロス氏以来2人目。
この勝利を皮切りに、4月も先発登板の4試合で3連勝。開幕戦からの通算防御率を1.95で、3・4月度のセ・リーグ投手部門月間MVPを受賞。
後に開幕戦からの連勝を5にまで伸ばしました。
先発投手として2年連続・通算6度目のシーズン10勝を達成。
NPBの球団と契約した外国人投手による通算6度目の一軍公式戦シーズン2桁勝利は、台湾出身の郭泰源氏に並ぶ歴代最多記録で、アジア圏以外の出身者としては初。
しかし大きなトラブルもありました。
8月10日の対巨人戦で受けた打球により、右脚のくるぶし付近右脚腓骨の骨折が判明し出場選手登録を抹消。
故障による抹消は来日後初めてで、8月中旬にはアメリカへ一時的に帰国。骨折した個所を固定させる手術を受け、8月下旬から日本でリハビリに取り組むと、9月27日のウエスタン・リーグ対広島戦から実戦に復帰。
10月10日の中日とのレギュラーシーズン最終戦で、先発投手として一軍公式戦2ヶ月振りの先発登板を果たすと、4回を投げ終えたところでセ・リーグの最終規定投球回数に到達。レギュラーシーズンでの最終規定回数到達は7シーズン連続で、この年にNPBの球団と契約していた投手では最も長く、最終登板では球団タイ記録の7者連続奪三振も達成。
さらに、チームがレギュラーシーズン2位でクライマックスシリーズへの進出を決めたことから、10月13日にはDeNAとのファーストステージ第1戦に先発。前述した骨折からわずか2ヶ月後にもかかわらず、レギュラーシーズンの最終登板から中3日で先発したばかりか、6回無失点の好投で勝利投手になりました。
まさにタフネスメッセ君こそ、若虎先発投手陣がお手本にして欲しい選手でございます。
中6日で投げる先発投手の多い日本プロ野球界において、中5日(あるいは中4日)で投げることを苦にしない投手の1人で、球界有数の「超タフネス投手」と称されます。
タフネスメッセ君は来季も開幕投手として来日してくれるでしょう!
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:ランディー・メッセンジャー投手
アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2017年03月24日
場所:京セラドーム大阪