猛虎かく勝てり1507
2017.12.11 Monday
“助っ人野手のハードル”
背番号32番
エリック・キャンベル内野手
2017年度成績
試合21打席54打数47得点5安打9二塁打2三塁打0本塁打1塁打14打点5盗塁0盗塁刺0犠打0犠飛0四球7死球0三振17併殺打2打率.191長打率.298出塁率.296
そもそも1年契約という条件は、助っ人にとっても苛酷な条件かもしれませんが、球団は結果を見て決断を下さねばなりません。
また今年も縦縞をわずか1年で去る男がいました。
スローペースで調整していた春季キャンプ終盤の紅白戦で打席に立った際に、空振りで左手首を負傷。後の診察で腱鞘炎の発症が判明したことを受けて、オープン戦の期間中から患部のリハビリを優先。公式戦開幕後の4月12日からウエスタン・リーグ公式戦8試合に出場すると、本塁打こそ出なかったものの、一塁手や左翼手にも起用されながら打率.261をマーク。4月25日の対横浜DeNAベイスターズ戦8回裏に、代打で一軍デビューを果たしました。
2日後の同カードに「5番・一塁手」として初めてスタメンに起用されると、3回裏の第2打席で一軍初安打、7回裏の第4打席に放った適時打で一軍初打点を記録。
その後はチーム事情で出場の機会がほぼ代打に限られたため、自身の希望で昼に阪神鳴尾浜球場でのウエスタン・リーグ公式戦へ出場してから、夜に甲子園で一軍の公式戦へ臨むことに。しかし、5月25日の対読売ジャイアンツ戦に「6番・三塁手」としてスタメンに起用されると、一軍公式戦での初本塁打と適時二塁打で3打点を挙げてチームを勝利に導きました。
これが一番の彼の記憶となる活躍でしょう。
以降は25打席連続無安打を喫するなど打撃が振るわず、6月7日に出場選手登録を抹消。さらに、この事態を重く見た球団がジェイソン・ロジャース君を獲得した7月以降は、一軍に復帰できず。後にロジャース君も二軍へ降格したため、9月28日にウエスタン・リーグの最終戦へロジャース君と共にスタメンで出場すると、一軍のレギュラーシーズン終了を待たずにアメリカへ帰国となりました。
メンドーサ君、ロジャース君、メンデス君、キャンベル君の4選手が退団になりました。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:エリック・キャンベル内野手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2017年4月16日
場所:佐藤薬品スタジアム