猛虎かく勝てり1513
2017.12.17 Sunday
“中継ぎ陣の激戦化”
背番号20番
ロマン・メンデス投手
登板8勝利0敗北0セーブ0ホールド1 HP 1完投0完封勝0無四球0勝率.000対打者45投球回9 2/3安打12本塁打1四球3死球1三振9暴投0ボーク2
1失点9自責点7防御率6.52
野手陣で結果を残せずに毎年帰国する助っ人もいれば、投手陣もまた然りであります。
今季もほとんど見ることなく帰国となった助っ人がいましたね〜
春季キャンプを主力選手主体の「沖縄組」で迎えましたが、球団はキャンプ期間中にドリス君と再契約。NPBの一軍公式戦で外国人投手を3人までしか同時に登録できない外国人枠との兼ね合いから、右のエースで開幕投手に内定していたメッセンジャー君を除く最大2人分の投手枠を、自身と同郷のマテオ君やドリス君と争うことになりました。
メンデス君自身はオープン戦2試合の登板で防御率3.00を記録したものの、日本特有の春先の寒さにうまく適応できなかったことや、前年に実績を残したマテオ君とドリス君が揃って好調なことを背景に3月上旬から二軍で調整。
そのままウエスタン・リーグ公式戦の開幕を迎えると、7月中旬までに38試合の登板で19セーブという好成績を残します。
さらに、開幕から一軍のセットアッパーを務めてきたマテオ君が腰の張りで調子を崩したことを機に、7月22日付で来日後初めての出場選手登録。同日の対東京ヤクルトスワローズ戦、7回裏から4番手投手として一軍公式戦へのデビューを果たすと、登板4試合連続で無失点に抑えたほか、3試合目の登板だった7月27日の対横浜DeNAベイスターズ戦で来日初ホールドを記録。マテオ君の復帰に伴って7月31日に出場選手登録をいったん抹消されましたが、抹消後にメッセンジャー君が故障で戦線を離脱したため、8月11日付で再登録。
再登録後は救援で3試合に登板し、通算3回2/3イニングで8失点(6自責点)と振るわず、8月16日に再び登録を抹消されました。
ウエスタン・リーグ公式戦には、通算でリーグ最多の52試合に登板。1勝5敗、防御率3.48ながら、リーグ最多の23セーブ。
DeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでは登板機会がなかったものの、レギュラーシーズンの終了後にはフェニックス・リーグへ参加。翌2018年にもチームへ残留する可能性もありましたが、球団がメッセンジャー君・マテオ君・ドリス君の残留を基本線に、左投手の呂彦青君を新たに獲得。このような事情から、メンデス君は12月2日付でNPBから自由契約選手として公示されました。
巡り合わせもあるかもしれませんが、もしかするとこのメンデス君も大化けしたセットアッパーになっていたかもしれません。来季何処か球団でプレイも考えられますね〜頑張れメンデス!
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:タイガース・ガールズ
アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2017年04月29日
場所:阪神甲子園球場