猛虎かく勝てり1530
2018.01.05 Friday
“意地をみせた選手会長”
背番号00番
上本 博紀内野手
2017年度成績
試合125打席488打数409得点57安打116二塁打20三塁打1本塁打9塁打165打点38盗塁16盗塁刺1犠打23犠飛2四球50死球4三振71併殺打7打率.284長打率.403出塁率.366
任期満了の選手会長の座を引継ぎ、さらには入団以来着用してきた背番号4を00に変更した男が、前年を大きく上回る活躍を魅せてくれました。
レギュラーシーズンの前半戦には、3割前後の打率を記録するほど好調な打撃を背景に、正二塁手の座を奪い返します。
8月1日の対広島戦では、7回表の第4打席でシーズン6号本塁打をプロ入り後初めてのランニング本塁打で記録。
9月には月間打率が.435にまで達するほど好調で、セ・リーグのレギュラーシーズン最終規定打席にも2年振りに到達。スタメンを外れていた5日の対広島戦6回表には、一軍公式戦自己最多のシーズン8号本塁打を代打で記録。9月30日・10月1日に東京ドームで催された巨人との2連戦では、「2番・二塁手」としてスタメンに起用された第1戦で、1回表の第1打席に巨人先発投手の投球を左側頭部に受けて退場というアクシデントもありましたが、翌日の第2戦にもスタメンで出場すると、5回表1死無走者で迎えた第3打席で救援登板の同じ投手からシーズン9号本塁打を打ち返します!
レギュラーシーズン全体では、一軍公式戦125試合に出場。打率3割と2桁本塁打にはわずかに及ばなかったものの、出塁率.366や長打率.403という好成績を残しました。
前年はファームの試合にも出場している上本君の姿を観ましたが、選手会長という立場でのファーム生活は屈辱だったのでしょう。
猛虎の激戦区内野手争いで最後まで勝った昨年は本人にとっても大きな自信に繋がったと思います。
桑原君が猛虎のMVPなら、猛虎敢闘賞は上本君ですね。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:上本 博紀内野手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2017年3月24日
場所:京セラドーム大阪