猛虎春季キャンプレポート2019
2019.02.02 Saturday
“矢野イズム炸裂”
監督業にセオリーなどないでしょう。その監督の人格や培ってきた経験だけが生かされる指導者になるからです。
今年の猛虎は、矢野色たっぷりの球春到来のようです。
沖縄・宜野座でキャンプイン。矢野監督が早速初日から「イズム」を全開させた模様です。注目の新外国人マルテ君らの打撃練習は見ず、投手陣のブルペン投球を1時間20分チェック。
新指揮官の「意思」が浮き彫りになったのは正午前。宜野座のメイン球場
を離れて新設された屋外ブルペンへ。西君や桑原君らが投げる姿を見続けました。投手が順番に投球練習を始め、熱視線を送り続けた監督。注目の
新助っ人マルテ君がランチ打撃を行う時間帯になっても、まったく動か図にブルペンに居座り?いえいえ、実に1時間20分、投手陣の力投をその傍らでチェックし続けました。
キャンプ初指導で、何より際立ったアクションは、ブルペンでの立ち居振る舞いだったようです。マウンドに向かい、投げる投手の真横で頻繁に助言。伊藤和君や飯田君らと話し、桑原君にも声を掛ける姿に、今季19年目の片山ブルペン捕手も珍しい光景と指摘。近年の指揮官が捕手後方から
チェックした一般的な光景と一線を画すスタイルの意図は、「しゃべりやすいから」
03、05年にマスクをかぶり優勝に導いた時のマウンドに行く矢野捕手そのものの姿が蘇ります。この日は総勢16人がブルペンで投球。新監督の視線を浴びながらのキャンプ初日でございました。
今春は、自主性を重んじる方針。読谷村の宿舎出発時間は今年から自ら決めるルールを導入し、球児君や西君ら実力者も午前7時台の早朝便に乗り込んで球場入りしています。
矢野イズムが色濃く出た初日がスタート!どんなシーズンになるかが楽しみですね〜
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:猛虎ナイン
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2018年04月13日
場所:阪神甲子園球場