猛虎かく勝てり2050
2021.01.21 Thursday
“3年目の采配に思う”
矢野監督がオンラインで行われた12球団監督会議に出席。前日19日の
NPBの実行委員会で決定した外国人枠の運用緩和について、投手5人、
野手3人の精鋭8外国人選手を抱える猛虎にとって、起用のバリエーションが拡大することが追い風になると、新ルールを歓迎。
頭に思い描いたのは今シーズンの外国人起用法でしょう。
外国人枠の出場選手登録5人は昨季と同じですが、昨季は「投手4、野手1」「投手1、野手4」の比率で登録した場合、その後の変更は不可。それ
が今季は変更可能となります。登録枠の4人あるいは5人全員を投手また
は野手にすることはNGとはいえ、猛虎にはプラスに働く可能性が高いのでしょう。
巨人と並んで12球団最多タイの8人の外国人選手を有する猛虎。
サンズ君、マルテ君、ロハス君と3人いる外国人野手が相次いで故障や不
調に陥れば、昨年なら自重していた投手4人登録も迷いなくできます。昨
季は過密日程で13連戦も発生しましたが、疲弊しているブルペンやロー
テの谷間に外国人投手を補充しやすくなります。
がしかし・・・・相変わらず助っ人が打てば優勝できると考える監督なのでしょうかね〜
2年目の矢野猛虎の明と暗をまとめました。
60勝53敗7分けの2位だった猛虎。打倒巨人を掲げて日本一を目指しましたが、直接対決で8勝16敗と大きく負け越し、結果として大きな差が
開きました。一方で、多くの誤算がありながら昨年より順位を1つ上げ、
貯金も6個増やした2年目矢野猛虎の「明と暗」とは?
猛虎と巨人に大差がある数字に目を背けることはできないはずなのにな〜虎党は知っています。失策数です。
両リーグワーストの85。巨人は両リーグ最少の42。猛虎一昨年も両リー
グで最も多い102失策でした。1試合あたりでみても、19年0・713→20年0・708とほぼ同数で、金本監督時代の18年から3年連続両リーグ最多失策になります。
もちろん守備力向上を目指して、キャンプから早朝練習で数選手がノック
を受けるシーンは恒例で、シーズン中も若手選手が全体練習前にノックを
受けました。19年→20年の失策数の内訳を見ると、大山君が20→6、木浪君が15→8、糸原君が7→1。糸原君は負傷期間などで出場数も63試合
にとどまったとはいえ、主力選手には改善が見えました。だが一方、チー
ム全体でのミスの多さは結果的に変わらず。チーム投手陣の失点460に
対し、自責393。その差は67点。失点から自責点を引いた数字もセ・リ
ーグで最も悪いというデータがあります。投手陣の暴投は43で、143試
合だった昨年でも39。
矢野監督はシーズン終了報告の会見で、守備面について大きな課題が残ったと語っています。
しかし年が開ければすでに、助っ人がガンガン打ちまくれば下手くそでも勝てると思う監督になっているのかな〜
もう甲子園でため息をつかされたら、感染拡大になりますよ〜
画像:猛虎ナイン
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
場所:阪神甲子園球場
撮影日:2020年11月10日