猛虎かく勝てり2106
2021.04.27 Tuesday
“昨年との相違点“
開幕から首位を走る猛虎。好調な打線と先発投手陣の踏ん張り!このままひた走り続けて、優勝してもらいたいと思いますが、なかな鋭い視点の記事を見つけました。日刊スポーツ記事からです。
猛虎打線がセ・リーグのトップを走る中で、あまり目立ちませんが21年の強みとして如実に表れているのが「11」という数字。
今季のチーム打撃成績一覧を見ると1位のデータがこれでもかと並んでいます。
・昨季リーグ5位チーム打率→2割6分4厘:1位。
・昨季4位タイ本塁打数→29発:1位。
・昨季最下位安打数→217安打:1位タイ
そして断トツに出ている数字が
・チーム123得点
・チーム119打点
・チーム11犠飛
この3部門は昨季すべて4位。それが今季は他の5球団を大きく突き放し、リーグ2位はそれぞれ106得点、99打点、6犠飛で差は歴然です。
4番主将大山君の、今季のチーム方針が如実に数字に現れていると分析。
4月18日、甲子園ヤクルト戦に大勝した後の言葉は、「取れる点数をしっかり取る。ヒット、ホームランの得点がベストだが、犠飛や内野ゴロでの1点が試合終了時に大きくなるので、そういった仕事ができるように、引き出しを多く作りたい」
この日の1回裏。大山君は3連打後の無死満塁、フルカウントから先制の右犠飛。チームを16安打10得点に導いていた。ここに今年の猛虎打線
の強みがあると。
昨季120試合で23だった犠飛数が25試合終了時点で早くも11。
矢野監督の考えが植えつけられた結果、積極走塁への意識も高い。
今季も19盗塁は1位に1個差のリーグ2位。12併殺は最少。
昨季リーグ1位の犠打数は今季も21で最多。
25日の甲子園DeNA戦では1点を追う7回裏1死二、三塁、大山君が中
犠飛で試合を振り出しに戻している。浅めの飛球で三塁走者近本君がホー
ム生還。さらに二塁走者糸原君も三塁を陥れてプレッシャーをかけたこと
で、5番サンズ君の勝ち越し2ランが生まれた。
地道に得点の確率を上げつつある猛打線。1発頼みではないスタイルが今後も続けば、16年ぶりのV奪回が徐々に現実となりそうです。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:大山 悠輔内野手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2020年11月10日
場所:阪神甲子園球場