猛虎かく勝てり2123
2021.07.18 Sunday
<マイナビオールスターゲーム:全パ4−3全セ>◇第2戦◇17日◇楽天生命パーク宮城
“侍コンビが躍動“
全セの佐藤輝君が2回に左翼へ球宴1号を放ちました。新人選手が本塁打
を放つのは球宴史上5人目の快挙。宮城・村田町から駆け付けた祖父、祖
母の前で、交流戦に続く豪快アーチ。怪物ルーキーが一流プレーヤーと交流を図り、夢のような2日間を終えました。
また虎が誇る侍コンビが五輪へ向け頼もしい姿を見せています。
全セの岩崎君、青柳君がそれぞれ1イニングを無失点に抑えてくれました。シーズンとは逆で「8回の男」岩崎君が5回に3番手で登板。この日
最速は139キロながら、独特の打者に近く低いリリースで、押し込んだ。2人目に対戦した甲斐選手は低め直球3球すべて空振りし三振。栗原選手、小深田選手と左打者もしっかり抑え3人で片付けました。初の球宴で持ち
味を発揮。
続く6回には今季チームトップ8勝の青柳君が4番手で登板し得意のツ
ーシームで封じ込みました。まずは荻野選手を二ゴロに打ち取ると、この日4打数3安打3打点でMVPを獲得した島内選手を、ツーシーム1球で
中飛に仕留めました。代打森選手には四球を与えましたが、代打山川選手
は直球を低めに丁寧に投げ、遊ゴロと青柳君らしくゴロで切り抜けました。
青柳君の球宴は2度目で19年第2戦では3番手で2イニングを投げています。プロ6年間で89試合に登板していますがリリーフ登板は1年目に1試合のみ。五輪では「クオータースロー」と呼ばれる下手寄りの変則サイ
ドスローで、幅広い起用法で期待されています。
独特な投球フォームの2人が、今度は世界一をかけ、国際試合で存分に力を発揮してくれるに違いありません。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:岩崎 優投手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2021年06月29日
場所:阪神甲子園球場