猛虎かく勝てり2289
2022.03.22 Tuesday
“開幕に向けて“
開幕までの仕上げの一戦は、なんとも締まりのないゲームになったとは、大御所のムッシュ吉田氏の解説だ。
わずか1点リードの最終回にベンチがマウンドに送り出したのは実績の乏しい、未知数のピッチャーばかり。試合に敗れたのは仕方がないとしても、8回に主力の岩崎君を投入して封じたからには、9回も本番を想定した“勝ちパターン”で勝ちきってほしかったからでしょう。
最大テーマがスアレス選手の穴を埋めることであることは誰もが分かっている。ただサヨナラ負けを喫したシーンに触れて、改めて抑えがアキレ
ス腱であることを思い知った。
それでもオープン戦の全試合をチェックしたが、猛虎はなんとか戦力を整えたとの視点に興味深い。なぜなら、4番佐藤輝君ばかりが取り上げられるが、まずはトップバッターの近本君がチームを引っ張ること。
守備力については、出遅れていたショート中野君が間に合ったことが大きい。糸原君は5番タイプではないが、打席でつなぎのしぶとさは期待ができる。
梅野君にもひと踏ん張り。2年目の佐藤輝君にも修練の成果を見せてもらいたい。開幕ダッシュをリードした勝負強いサンズ選手は消えたが、リーダー役が見えてこないチームに糸井君の好調は心強い。
そして猛虎打線の最大のカギは大山君のバット。個人的には外野を守るという意味がいまだに理解できないと解説。打順も7番からもっと上げて起用すべきで、そこに懸けてほしいと。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:大山 悠輔内野手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2020年11月10日
場所:阪神甲子園球場