猛虎かく勝てり2499
2023.06.27 Tuesday
“ 皆が背中を見ているぞ“
まだ6月の終わり。シーズンの半分も消化していない。だからいまの時
期、1位も2位もそれほど気にはしていない。でも岡田監督は気になる行動に出た。この3連戦の中、最もインパクトを残したのが佐藤輝君の2軍行きです。
横浜での2戦目、その日も先発から外れた佐藤輝君は、身支度を整えていた。2軍行きを告げられ、2軍のいるナゴヤへ静かに移動していた。
これを知った虎党はネットで疑問を呈したのも当然か。
一向に上がらぬ打率。増え続ける三振。それでも打点は多い。このアンバランスをどう受け止めるか。岡田監督は現状では改善の兆しなしと判断。2軍行きを決めたと思うし、これを一大事ともとらえていない。答えはシンプル。いまのままなら、チームのためにならない。それが判断材料だったに違いないと解説者は説く。
3連戦が行われている場合、それが終わってからの処置といのが定番だが、今回はシリーズの途中で2軍に送り出した。最後のチャンスは1戦目で終わっていた。今永投手の前に手も足も出ず、感情も出さずにいた佐藤輝君の姿を最後に確認して、岡田監督も平田ヘッドコーチも迷いを消した。
平田コーチは佐藤輝君に伝える。「プレー以外のところも見られているぞ」と。それは前々から言われていたこと。例えば三振したケース。三振もする。これは当たり前だが、そのあとの態度というか動きに、必死さやひたむきさが伝わってこない。これはベンチもわかっている。
それなりの成績を過去2年に積み上げたが、迎えた3年目は自分の計算とは大きく違った。相手バッテリーに同じような攻めにあいながら、一向に対処、克服できぬまま、もはや怖さもうせた状態。
不思議なバッターと評する監督。状態がいいのかどうか。それがわかりにくい。いいと思っていたら、長続きしないし、こんな不思議な打者に出会ったことはないと・・・
猛虎浮上のキーマンは間違いなく佐藤輝君のバットにかかっている。3年目の挫折もあろう!だからこそ君の天性の打撃センスを虎党は待ち続ける。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:佐藤 輝明内野手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2023年04月21日
場所:バンテリンドーム