猛虎かく勝てり2554
2023.11.18 Saturday
“二つの一を獲得した男“
背番号65番 湯浅 京己投手
2023年度成績
登板15勝0敗北2セーブ8ホールド3HP3完投0完封勝0無四球0勝率.000対打者67投球回14 1/3被安打15被本塁打3与四球8与死球0奪三振15暴投0ボーク0失点8自責点7防御率4.40
この春に世界で一番を獲得し、そして今秋日本の一番を獲得した男がいる。そしていずれもその晴れ舞台のマウンドに立っていた。
2023年1月26日、2023 ワールド・ベースボール・クラシック日本代表に選出される。背番号は22。東京ドーム(1次ラウンド・プールB)で
行われた3月9日の対中国戦で8回表に3番手として大会初登板を果た
し、3者連続三振を奪った。12日の対オーストラリア戦では8回裏から
4番手として登板し、1回を無失点に抑えた。舞台をフロリダ州マイアミ
のローンデポ・パークに移して行われたメキシコ代表との準決勝では、
連打を浴びて勝ち越しを許した山本由伸投手の救援として1死一三塁と
いうピンチの場面で緊急登板。投げ間違えば大量失点に繋がりかねない
局面であったが、4番のロウディ・テレス選手を三振に打ち取るなどの力
投により最終的に1失点(自責0)で切り抜けた。この大きなピンチを最
少失点で凌いだチームはその後サヨナラ勝ちを収め、決勝に進出。
帰国後、猛虎に合流し、翌26日には一軍の練習に参加。29日のオリック
スとのウエスタン・リーグ公式戦で帰国後初登板。1回を9球で無失点に
締める好投を見せ、体調が万全であることを示し、開幕一軍入り。
この年はクローザーとして期待され、31日の対DeNAの開幕戦では3点
差の場面で9回に登板。3与四球ながらも無失点で抑え、レギュラーシー
ズン初セーブを記録。その後も好調を維持し、4月16日までに7試合に
登板し、無失点で5セーブ、2ホールドを挙げていたが、同日に登録を抹消されまし。
しかしながら、日本シリーズにおいて岡田監督は見事に湯浅君をサプライズ登板させ、逆転優勝の流れを作った名場面となりましたね。甲子園の雰囲気がガラッと変わった空気を感じられた虎党の至福の瞬間でした。
来季の湯浅君の完全復活を期待しましょう!
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:湯浅 京己投手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2022年05月20日
場所:阪神甲子園球場