猛虎かく勝てり2630
2024.02.05 Monday
“3年目の進化“
打球の角度がいい!
高卒3年目の前川右京君が1軍沖縄宜野座キャンプ第1クール最終日と
なった4日、「アーチスト」への変身を印象づけました。
佐藤輝君と参加したランチ特打では67スイングで柵越え27本。岡田監
督から飛球の質の変化を絶賛され、激しさが増す外野両翼レギュラー争
いの中で好位置につけたようです。
佐藤輝君から前川君へ、拍手の宛先が自然と移った。気温24℃の日差し
に照らされながらのランチ特打。大方の注目を集めた背番号8の横で、
背番号58の20歳が大きな弧をかけ続ける。終盤には後輩が主役の座を
完全に奪い取り、柵越えの度に拍手喝采がおきました。
特打では67スイングで柵越え27本。右翼席上部に張られたネットを越
える大飛球も13本を数えた。5連発あり、最長飛距離130メートル弾も
あり。何より昨季までラインドライブ気味だった飛球の大半がこの日、
高々と弧を描いていた。
今オフ、三重県津市の「みどりクリニック」で打撃フォームを解析。ス
イング中に下半身が浮き上がり、パワーが伝わりきっていないと指摘さ
れた。軸足でもある左足の小指側に置かれていた重心を、母指球付近に
修正。下半身のパワーをそのままボールにぶつけられるようになった。力みがちだった悪癖も『力なし』と言い聞かせながら打った結果、打
球に角度がつき始めたのだという。
有望株の進化に、岡田監督もニンマリ。
森下君、ノイジー君らとの外野両翼争いの中でも高評価。
プロ初アーチ、レギュラー奪取へ、力まない3年目の男が進化し続けます。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:タイガースガールズ
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2021年06月29日
場所:阪神甲子園球場