猛虎かく勝てり2659
2024.03.26 Tuesday
“開幕に向けて“
オープン戦は勝敗ではなく内容だ。
開幕に向けて全く心配ないと信じる我ら虎党でありますが、不安材料をしっかり書き留めた記事をみたのであえて撮り立たせていただきました。
3月24日のオリックス最終戦の7回裏。この時点1点リードでここか
らどう逃げ切るか。岡田監督が得意とする継投に入った。
そこでマウンドに送ったのが漆原君。右対右で封じにかかる。計算通り
にショートゴロに仕留めたところで、指揮官がベンチを出る。漆原君はワンポイントで次打者へ左の島本君に代えた。ここから左バッターが続くからの継投による、レギュラーシーズンを想定した采配だ。
昨年はことごとく成功したこの作戦で、石井君や島本君という優秀なセ
ットアッパーが力を発揮した。投手力が売りの猛虎がより強固になった。
だが今年は…。島本君は連打を浴びて2失点。最終戦は逆転負けで終えることになった。
ここが計算違いだと指摘。島本君、石井君という左右のセットアッパーの状態が上がらぬまま。シーズンを逆算し、試合の中でも逆算しての作戦を練る指揮官にとって、セットアッパーの不調は計算外。シーズンに
入っての試合運びに影響が出る。
今年の猛虎はやはり守りの戦いになる。投手力を含めたチームカラーは
昨年同様。ここにきて先発組がそろってきて開幕を迎える態勢になったが、リリーバーが見えない状況。完投、完封が極端に少ない現在の球界。
いかにブルペンを分厚くするかが、勝負の分岐点。ダブルのクローザー
でいける目途が立った岩崎君、ゲラ君につなぐ6、7、8回をどうするかが、連覇の鍵を握るでしょう。
「ブルペン勝負がペナントのカギを握る」充実のブルペンを構築するため、これまで多くの投手を試し、その中から岡留君という新たな力が生まれたが、経験も実績もない。同様にドラフト2位のルーキー椎葉君を
キャンプでテストしたが、いつの間にか名前を聞かなくなった。
ベテランの岩貞君に復調をねらう浜地君。彼らも開幕に間に合うかは不透明で、質量ともに昨年を下回る状態。
今年もブルペンが猛虎の命運を握るのは間違い無し。
けっぱれ!猛虎ブルペン!
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:猛虎ナイン
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2023年4月21日
場所:バンテリンドーム