アナフレ猛虎会

皆様こんにちは。アナフレ猛虎会 通称”頑張れ阪神タイガース☆です。
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猛虎かく勝てり2665

2024.04.16 Tuesday




“新猛虎打線“

停滞が続く猛虎打線が大幅に組み替えられた。1、2番の“チカナカ”
が解体され、昨季全試合で4番に座った大山君が5番に入るなど大シャ
ッフルが敢行された中、ポイントゲッターとなったのが8番に下がった
中野君だった。三回に同点につながる左前打を放ち、七回には決勝の右
前適時打で、チームの連敗を3で止めた。16日からは甲子園で巨人、
中日相手に6連戦。新猛虎打線が逆襲の呼び水となるか。
 試合前のスタメン発表で球場がどよめいた。1番・木浪、2番・梅野。異様な空気が漂い始める。3番・近本、4番・佐藤輝。昨季は全試合で
4番の大山が2年ぶりに5番へ座った。停滞が続く打線の大幅組み替え。中野君の8番起用も新人時代の21年以来。
 それでも、ナインに戸惑いはない。打のヒーローとなった中野君もそ
の一人。試合に入れば、平常心。その結果、虎の選手会長がポイントゲ
ッターになった。
同点の七回2死二塁。初球フォークを振り抜くと、会心の当たりではなかったがフラフラと打球は舞い上がる。打った直後は竜党が歓喜の声を
上げた。しかし、白球は二塁後方、中堅と右翼の間にポトリ。その瞬間
に左翼席のボルテージが最高潮に達した。
勝ったのは、中野君の執念。チームを、才木君を勝たせたい。熱い思いが届いた。一塁上ではほほ笑みながら、しびれた手をうれしそうに振る。総立ちの三塁ベンチへ視線を送った。
 三回1死でも左前打で好機を演出し、梅野君の同点打でホームイン。2番だろうが、8番だろうが関係ない。今できることを遂行した。
 10打席連続無安打で迎えた一戦。オープン戦に比べれば、どうってことない。34打席連続無安打もあった。人生初の5打席連続三振もあった。バットに当てることができない、どん底の状態。次の日を迎えるのが嫌になったという。だからこそ、もう恐れるものはない。自分のスタイルとは何か。好調時は球を呼び込み、内側をたたくことができる。原点に立ち返って、本来の打撃を取り戻した。今は、あの屈辱を笑えるようになった。
 チームは3連敗でストップ。16日からは甲子園での6連戦が始まる。新猛虎打線での大きな1勝。快進撃の始まりはここからですね〜



参考文献:阪神タイガース公式サイト


画像:中野 拓夢内野手



撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』


撮影日:2024年3月15日


場所:バンテリンドーム


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