猛虎かく勝てり2692
2024.08.27 Tuesday
“逆転Vへ向けて“
岡田監督が逆転Vへ自信を見せました。首位広島と4ゲーム差の3位だ
が、前回監督時の06年に優勝した中日を終盤、最大9差を2差まで追い
込んだ実体験が根拠。昨季はぶっちぎりでセ界を制したが、追う立場の
方が勢いがつくとにんまりだ。村上君を中10日で28日、火曜日の男だ
った才木君を中8日で29日のDeNA戦に投入するなど、パフォーマンスを最大限に発揮させる“ゆとりローテ作戦”でまくり上げる予定です。
首位広島との3連戦を2勝1敗で終え、ゲーム差4で優勝争いに踏みとどまった猛虎。球団史上最速の9月14日に優勝を果たした昨年とは異なり、今年は「追う立場」が続く。それでも監督には、どこか余裕がある。
第1次監督時代の06年。9月は17勝4敗の好成績で、8月27日に最大
9あった首位中日とのゲーム差を9月29日に2まで縮めた。最終的に中日が頂点に立ったが、落合監督が優勝インタビューで「阪神の追い込みというのは…。球史に残る戦いだった」と涙するほど、猛烈な追い込み
だった。
長年の実体験に基づき、追われるより追う方が有利と分析。残り試合は広島より7少ないが、それも関係ないと意に介さない。
逆転でのリーグ制覇へ、ローテも勝負手編成に切り替えている。右、左、右のジグザグが基本だったが、オスナ選手やサンタナ選手ら右打者を警
戒した20〜22日のヤクルト戦は右3枚を投入。23〜25日の広島戦は野間選手や小園選手、坂倉選手ら左の強打者が多い相手に左3枚。ライバルの状況を見極めながら、最善のローテを組む。 27日から戦うDeNA
はオースティン選手、牧選手、宮崎選手と右の強打者がずらり。
右3枚をぶつける予定だったが、先陣予定だったビーズリー君にアクシデントがあったとみられ、先発を回避。急きょ経験豊富な伊藤将君に変えたが、2戦目村上君は中10日、3戦目才木君は中8日で投入。間隔を
空けて最大限のパフォーマンスを発揮させるべく、“ゆとりローテ作戦”を展開する。
他球団は中5日など間隔を詰めるケースが多いが、豊富な投手陣を誇る猛虎はその真逆をいく。大逆転優勝へ勝算あり。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:猛虎ナイン
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2024年05月01日
場所:マツダスタジアム