アナフレ猛虎会

皆様こんにちは。アナフレ猛虎会 通称”頑張れ阪神タイガース☆です。
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猛虎かく勝てり2711

2024.10.16 Wednesday



“新監督就任“

藤川球児新監督が就任会見を行いました。
以下公式サイトからです。

阪神タイガースの監督就任が決まりまして、今の率直な気持ちから教えてください。

オーナーの方からも言われましたけれど、このチームではビジョンがあ
って、もう幾数年にも実はそれが繋がっていて、その中で岡田監督が指
揮を執られたこの2年間に非常に強く、それからチームも成熟してきた
のは自分も見てみていて、それから僕もチームの中から外から両方で見
てきたところがあったので、この流れになったのかなと。自分自身は全
くわからなかったですけれど、愚直に真っ直ぐにこう仕事をしてる中で、
そういうものが見えてきたというところでお受けしましたね。

−就任を要請されて就任を決断するに至った理由というのを教えていた
だいてもいいでしょうか?

特にないです。今、自然なのかなと。やっぱり僕はタイガースに18歳で
入ってアメリカに行ったり、それから自分で選択して独立リーグにいた
りとかしてる中で、自分の下す決断っていうのに少しずつ自信を持てる
ことができて、どんな道をおそらく選んでも自分の中で正解にできるん
じゃないかというところが、ここまでの自分の自信にもつながっていま
す。
なので、うまくいかないことはあると周りが言うかもしれないですけど、
僕はどちらにしても大丈夫と思ってますので、それは自分の決断に間違
いはないと思います。

−岡田監督は恩師であられると思いますが、その後を引き継ぐというこ
とについては、今どんな思いをお持ちでしょうか?

おそらくそれも全て必然であって、大きな阪神タイガースという来年90
周年を迎えるこの流れ。そして僕の1年目が、岡田監督が阪神タイガー
スのファーム監督1年目ということで、全ての流れが、たまたまかもし
れないですけど、それを自分の中で紐解いていくわけですね、人間なの
で。その中でどう受け取ろうかなとするよりも、これが自然なのか不自
然なのかというところを考えた上で、何も不自然なことがないというと
ころで、これも運命なのかなと、従えばいいという感じですね。

−その岡田監督から学んだことで、今でも大切にされていること。それ
からこれから監督として活動していく中で、大切にしていきたいことあ
れば教えてください。

選手の間だったり球団のSAとしてチームをサポートする側でいる時、外
で解説している時には気づかなかったんですけど、いざ、この前に立っ
て、この会見とともに監督がスタートするんですけど、やっぱり普通に
やったらいい、これに尽きるのかなと。これがリーダーの仕事かなと思
いますね。

−先ほど杉山オーナーから背番号22番という発表も改めてありました。
この22番は岡田監督が託してくれたところでもあると思いますが、この
現役時代から背負った番号を監督としても背負うということについての
思いをお聞かせください。

正直、岡田監督からもらっていなかった番号であれば、全くこだわりは
なかったです。僕自身が30番で入団して、それから92、それから22。
アメリカで11番、それから21番、高知で11番、阪神に戻って18番と
たくさんの番号つけてきましたけど、自分の中で結果がよかったこと、
みなさんの印象に残っていること、全て含め、番号も空いてますし、全
てが流れなので、そこに抗う方がおかしいんじゃないか。何もおかしい
ことじゃないなと。僕は背中が見えないので、いつも何番でもいいと言
うんですけど、みなさんから見た時に、今後は選手から見た時の印象が
ありますから、そういう距離感という意味では近く見えるかもしれない
ので、いいかもしれないですね。

−藤川監督がどんなチームを作るのかというところでも非常に注目が集
まっていると思いますが、藤川監督の理想のチーム、それから理想の野
球を教えてください。

あまり本当は言いたくないですけど、戦う前に。チャンピオンチームだ
った昨年であれば思うんでしょうけど。僕は、どちらかというと、新た
に就任する監督であって、コーチともまだビジョンを組んでないわけで
すね。その段階でメッセージとして固まってしまうことは正直控えたい
かなと。岡田監督と戦ってきたコーチたち、選手たちが持っている野球
観っていうのがすごく大事なので。僕としては前回岡田監督が監督だっ
た08年の時の09年以降の野球を自分の中で覚えてまして、野球のベー
スが移り変わった記憶があって。そこで選手たちが岡田監督という素晴
らしい強烈なリーダーシップを持った野球から、僕自身もそうですけど、
簡単にパッと変化できなかったというのがあって、なのでいかに流れの
中で、いわゆるチャンピオンチームの巨人の阿部監督を倒していったり
とか、他球団と勝負していかなければいけないという意味では、時間が
あるようでないので、そこは意思疎通を図ってから、決断を下したいと
思いますけど、まだ見ていないので。

−ユニフォームを脱がれてからも、スペシャルアシスタントや解説者と
しては常に外側からも阪神のことを見守って来られたと思いますが、現
状のチームというのを、今、藤川監督はどう捉えていらっしゃいます
か?

前年度日本一、そして今年も2位まで強烈な追い上げ、岡田監督とたく
さんプレーしてきたので、まあ監督力です、ハッキリ言えば。選手たち
は素晴らしく脂が乗ってきているとは思います。ただ、僕も岡田監督と
ともに戦ってきて、岡田監督というのは、駒が変わっても同じような順
位に持ってくる力がありました。なので、これで僕も頑張ります。だけ
ど僕が来たことで例えばチームが下がってしまうようなことがあれば、
選手たちも力がないということになりますから。僕は09年以降、必死で
チームを支えたっていうのもありますから、そういう意味で選手たちの
本気度と、現状維持で今いるような周りから見えるような選手は危機感
持って臨んでもらいたいなと思います。

−チームの強みはどのあたりでしょうか。

そこはファンの方々、メディアのみなさんと同じかと思いますけど、3点
ほど取ったらゲームをきっちり終わらせてくれる。安定の野球です。僕
もそこは一番ベースになります。面白みがある野球ではなくて、スルッ
と気づけばゲームが終わっているというのも、それが狙いですけど。そ
ういうゲームって後ろからいくリリーバーが出やすいんですよ。ゲーム
の流れのよどみをつくらないようなゲーム展開にしたいというのはあり
ますから。あとは選手たち、コーチたちが、さらに呼吸が早くなるよう
岡田監督が引っ張ってくれたと思うので、選手たちやコーチたちが常に
忙しく呼吸しているようなこの秋、春、開幕まではそんな時間にしたい
と思いますね。

−最も強化すべきポイントはどんなところでしょうか。

まあ非常に難しいんですけど、ベテランと言われる選手。僕もベテラン
の時期を実際過ごしました。その中で僕たちが現役を引退して、いよい
よ、優勝はしました。勝てば勝つほどプレッシャーが高くなり、求めら
れる責任感というのが大きくなります。その中で、どんな選手がそれを
少しでも、監督、コーチじゃない立場からその気持ちを受け流して、『い
や、こういう時はこうするんだよ』っていうような、プレイヤーの中で
の気持ちの安らぎというかね。力が必要ですよ。もちろん。選手にも力
が必要ですけど、ベテランの選手で、ただ空気がいいだけでは、それは
選手には必要ないんで。力もあって、周りの意見を汲み交わしながら、
橋渡しとは言わないですけど。うまくファンとか選手から見た首脳陣と
か。そうですね、全てを取り囲むっていうところの、そういう選手がい
ないし。欲しいし。また、なってもらいたいと思うし。ただ必要なのは
力です。力が必要なのは間違いないです。プレーヤー個人の力がなくて、
ベテランっていうのは僕は必要ないです。


−2025年には尼崎にファームのゼロカーボンベースボールパークが新し
く出来上がりまして、今まで以上に環境も整うと思いますが、その育成
強化というところへの思いも教えていただけますでしょうか。

少しその話になると、また表情は1つ。僕も監督として考えなければい
けない。今は戦いの部分なんですけど、次は育成という部分に変わりま
すから。少し話の視点が変わるんですけど。やっぱり新しく、鳴尾浜に
もずっと大きくお世話になったし。最後の試合ではたくさんのファンが
来ていただいたということも聞いてます。それが今度、阪神沿線の中で、甲子園の途中で見られる、尼崎にできるということで。選手たちに多大
なる刺激が入ると思います。それから女子野球もあります。で、今は地
域で少年少女たちに野球を教えたり、チアリーディングとかダンスの方
にも積極的に力を入れてます。本当にこう地域密着っていうのはどの球
団でも必要で。僕は高知県に行って講演にも行ったりするんですけど、
やっぱり過疎化が進んでるところもあって。もっともっとこう、スポー
ツの世界から世の中に元気を与えて。受ける受け皿、夢のある世界を広
げなきゃいけない。という意味では、最初に話したビジョンっていう大
きなその球団のビジョンの中にはそこはありますから。もちろんファー
ムの選手も、もちろん大事ですけど、入団してくる選手にとっても大事
なんですけど。それはまたそれで現場でやりますから。球場の周りをど
ういう風に美しくして、魅力のあるところにして。まあ僕もせっかく来
年90周年となる阪神タイガースの監督という役割をいただきましたから。
球団の方とみんなで、今後100年、それから200年っていうところに向
けて、いかに阪神タイガースが愛される球団で、全国から来たいという
風に思ってもらえる球団にする必要が、私も義務があると思ってますか
ら。見といてください。やりますから。

−先ほど力のあるベテランというお話もありましたが、現在のチームで
期待する選手。それからチームの柱として活躍してほしいと思う選手が
いれば教えてください。

まあ僕はその就任要請を受けた時にお話したんですけども、球団首脳の
方にお話ししたのは、僕にとってファンの方には選手の名前、顔、背番
号というのは大切かもしれないです。ただグラウンドに出た時はボール
とバット。いわゆるプレーの素晴らしさ、能力が必要なわけですよね。
僕はその選手たちがいくら築いてきたという、そのプライドとか、その
応援されてるファンがたくさんいる。ものすごく大事です。だけど僕、
現役やめてわかったんですけど、やっぱりタイガースの選手は辞めても
愛されますし。それはどれだけプレーができるかは、もしかしたら関係
ないかもしれない。
でも、相手を倒す意味では絶対的な力が必要なんで。いわゆる、どんな
選手と聞かれたら、能力のある選手を、数字とともに見たいし。うちに
も優秀なデータ班が入っています。それを今後に活かしながら、その中
で野球という数字に現れない、このベースボール、また違う深みがある。
僕も解説して、アメリカのメジャーリーグも見たし、日本のプロ野球も
見たし。その違いはあるんですけれど、そこを岡田監督がやっていたよ
うな日本の野球。大谷選手みたいにはみんななれないんだって岡田監督
おっしゃられていました。その通りだと思います。なりたい選手もいま
す。そこの僕としてはなぜ?っていうところをデータとともに見つけな
がら、球団と一緒に選手にアプローチをかけていく。あくまで感情的に
ならずに柔らかく。グラウンドで選手たちが1番荒ぶるのがグラウンド
であるような状態に持っていきたいと思っています。

−この先、ドラフト会議、そして主力選手のFAなど戦力面での動きもあ
るかと思いますが、こちらについての藤川新監督のお考えは?

そうですね。いわゆる僕たちが、今の現役選手はわかってると思うんで
すけど、自分たちが現役引退した頃から、金本さん、矢野さんの時です
かね。そのあたりから選手の入れ替えが始まりまして。いよいよこうフ
リーエージェントの選手が一気に出てくるようなところに出てきました。
これは戦力の入れ替えをした結果、最高の時間が長い分、戦力を入れ替
えなきゃいけないっていう。他球団から魅力のある選手たちが一気に出
てくるってことですよね。いよいよ、そういうところになってまして。
実際まだできるんじゃないかっていうような選手がリリースされて。他
球団でのチャンスを求めなきゃいけない状況に今タイガースはなってい
ます。これはでも、アメリカでは当然だし。できるチャンスがあるうち
に、できるチャンスがある選手が他球団でプレーするという。まあ板山
選手もそうですよね。ああいう球団にやっぱりしたいし、なるべきだと
思います。だからフリーエージェントも同様で。僕自身、フリーエージ
ェントで海外に出てますから。残ってくれという思いは当然あります。
だけれども、やっぱりその評価っていうのは今まで頑張ってきた個人の
評価なんで。FAできない、残念ながら…残念ながら?残念ながらですね。
このチームに尽くすしかないという風な感情にはなってほしくないんで。
思いきりとりあえず自分の権利を全うしてみたらって。その中で本当に
必要であったらわかるだろうし。僕と一緒に野球がしたかったら、僕と
一緒にメンバープレーしてるんで。飛び込んでくれるだろうし。出なき
ゃいけなかったら出ますけど。まずは大人なんで、せっかく大人の第一
歩ですからね。判断を待ちたいし。と、表上はさせておいてください。

−改めてになりますが、藤川球児新監督が目指すものを教えていただい
てもいいでしょうか?

当然勝ちに行きます。なのでプライベートで僕のことを知ってる選手た
ちはいますけど。やっぱり僕もオンとオフがあるっていうのはもうみん
なわかっているので。そこは今度一緒にやっていく首脳陣の方々、球団
の方々も理解していて。僕は使い分けはしません。監督として皆さんと
向き合います。選手たちが迷うんで。これは仕事という部分に関しては、
なかなかこう難しくて。なので、迷わせないっていうことが重要になり
ますから。
この部分では、どうにかこう兄貴分みたいなところはコーチにも幾数名
かいますから。そこでも担当部署分けしながら、みんなで主体的にこう
動いてもらって。それを吸い上げる形で決断を下して、グラウンドで最
高のものを他球団と勝負する。それまではまだ、今は計画準備中なので。
まだ実行にはいってないですけど、その段階ですね。

−藤川さんが監督として、またグラウンドに戻ってくることを望んでい
たファンもたくさんいらっしゃると思います。最後にファンの皆さんに
メッセージをお願いします。

選手の間から4年経ちました。その4年間の間もSNS等々で本当にお世
話になったし、タイガーファンだけに関わらず、たくさんの人と出会う
ことができて。社会人として大きく勉強することができました。なので
僕の中では『経験こそ財産』という風に今回も学びました。なので、ま
っすぐ愚直に、真心を込めて。このチームを預からせていただいて、と
もにタイガースを、日本一続けていきたいし。岡田監督が残したこの思
い、まあOBの方々が、89年間残してきた思いっていうのを繋いで。僕
はまた次の世代に繋がなきゃいけないと思いますから。任された期間を
全うするので、皆さんもおじいちゃん、おばあちゃん、それからお子さ
んを連れて球場に来て、テレビの前でもラジオ聞いてても新聞読んでも、
面白いなって言われるチームを作りに行きます。ぜひ応援よろしくお願
いします。

いや〜球児君らしい会見と言っていいのか、本当に人柄が現れる会見で
したね。本日より藤川監督と呼ばせていただきます。


参考文献:阪神タイガース公式サイト


画像:猛虎ナイン


撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』


撮影日:2024年05月01日


場所:マツダスタジアム

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