巨人V9研究その7
2006.04.04 Tuesday
■2006/4/4 試合結果対広島 1回戦 広島
雨天中止
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06年開幕カード、ヤクルト対阪神戦が行われた神宮球場の正門前に、WBCの優勝カップが展示されてました。
小生外野自由席確保で並んでいたので、不覚にも見逃してしまいました_(_^_)_
画像はしっかり見届けた、アナフレ猛虎会横浜支部の同志に頂戴いたしました。
あらためて、世界一になった王ジャパンを誇りに思います(*^^)v
日本のみならず世界中が日本の野球の強さを賞賛していました。
【YakyuがBaseballに勝った】【柔よく剛を制す】という痛快な記事等を、小生も微笑ましく読ませていただいた一人です!
さてV9研究その5で「ドジャースの戦法」を取りいれる巨人を紹介しました。
この書籍は発刊が1957年ですので、約半世紀も前の古典です。
これを読んで、1961年にベロビーチキャンプでドジャースと合同キャンプを行った当時の川上氏のカルチャーショックは、大変なもので、とてもとても「巨人軍はアメリカ野球に追いつけ、そして追い越せ」といった故正力氏の言葉が信じられず、「オーナーは本気でこんな国に勝てと言っているのだろうか?夢物語で勝てるわけが無い」と当時の心境を語っております。
それから約半世紀。日本の野球のレベルの高さが世界に証明されたことを、ひとしを喜んでおられるのは、この川上氏と故正力オーナーではないでしょうか。
しかし、このドジャース戦法をただ真似るだけでは強いチームになれたとは思いません。
巨人の素晴らしさは、この戦法を、日本人の野球にマッチするようにアレンジすることに成功したことが、V9というメジャーリーグでも類をみない連覇を生んだと専門家は解きます。
そしてこのドジャース戦法をチームに取り入れ、アレンジをし、かつ、当時はただ【思いっきり投げて】【思いっきり打ち】【思いっきり走る】ことしか知らない選手に、チームプレーというものを浸透させるために、川上氏がコーチングスタッフに招きいれた人物が、かの有名な名参謀、故牧野茂氏です!
日本球界不世出の名参謀の紹介は後日にさせていただきますm(_ _)m
こにドジャースの戦法を武器として、かつチームに適した戦法を浸み込ませることに成功した巨人は、ONという絶対的な3番4番打者を中心として、それぞれの役割分担をきめた理想的な無敵の打線を確立するのです。
本日は無敵のV9打線を解剖します。
チームの要であるONを中心に川上監督は九つのポジションと九つの打順、それぞれの条件に敵した、まさしく「適材適所」のオーダーを作りあげました。
1番センター柴田:出塁率が高く俊足の盗塁王
2番セカンド土井:バントやエンドランといった小技が得意で追い込まれても左右に打てるシブトイ職人
これを不動のクリーンナップ
3番ファースト王:
4番サード長嶋:
が返して得点すれば、
5番ライト末次:さらに長打力のある打者が後押し
6番レフト高田:
7番ショート黒江:
という1番、2番も務められる俊足のユーティリティープレイヤーを下位に置き、もう一度チャンスを作る。
8番キャッチャー森
9番ピッチャー堀内
当時の川上監督は、現在の巨人のように四番打者ばかりを集めようと思えばできたはずであるが、そうはしなかった。
そんなオーダーを組んでもチームとして機能しないことが、わかっていたからである事が証明されます!
ちなみに、我等が阪神タイガースの2006年の開幕オーダーです(^_^)v
1番センター赤星
2番セカンド藤本
3番ファーストシーツ
4番レフト金本
5番サード今岡
6番ライト桧山
7番ショート鳥谷
8番キャッチャー矢野
9番ピッチャー井川
V9打線にまったく引け劣らぬ最強の打線じゃありませんか!皆さん(^o^)/
今では当たり前のようなオーダーも、悔しいかな巨人軍がパイオニアです。
次回は投手陣を解剖します。
☆頑張れ阪神タイガース☆
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