猛虎かく勝てり2129
2021.07.25 Sunday
“屈辱を忘れるな”
オリンピックが始まった。素晴らしい開会式でしたね。
そして虎党にとりましては、オリンピックで忘れられない記憶がある。
−常勝ムードもできた03年&05年の後、まさか15シーズン優勝できないとは・・・
思い出したくもありませんが、優勝を逃した08年が一番の屈辱でしょう。北京オリンピックが開催されたシーズンでした。
だが今年は08年とは違うと言うのは当時の投手コーチの中西氏。五輪で
主力が離脱することもない。優勝できる時にしておかないと勝負の世界だから、次の年は首脳陣、選手含めチームが変わってしまう。08年の反省を
踏まえて言えば、どのチームに勝っても1勝は1勝。ローテは巨人を中心
にぶつけない方がいいと語ります。
代打の神様で活躍した桧山氏も語ります。
ぶつけた時点で、選手たちも巨人を意識する。
もちろん青柳が中心に、秋山、ガンケル。この3人を分散させないと怖い。やられた時の反動、リスクが大き過ぎる。前半と後半のローテは意味が違うし組み方が難しい。監督とコーチは、これでもかというぐらい頭を悩ませる時期になると。
当時の監督は岡田氏。あまり作戦を考えずに選手に任せるタイプの氏が、毎晩のようにコーチを集めてどうするどうするとぼやきミーティングしかできなかったようですね。こんな時こそ首脳陣が仕事をせないと。
08年10月3日のヤクルト戦の記録があります。鳥谷、今岡、赤星の適時打などで5点をリードした猛虎は、3安打0封と好投の先発安藤を6回
83球で交代。中4日で同8日の巨人戦に回すための戦略を組んだが久保田、ウィリアムス、アッチソン、藤川の勝利の方程式カルテット全員が打
たれて悪夢の7失点。勝てば優勝マジックを6に減らせた試合で逆転負けし、マジックが消滅。残り7試合で巨人に同率首位に並ばれた。岡田監督は「そらお前、まさかよ」とぼうぜんだった。
巨人戦に向けてのローテを意識して他チームで落として優勝を逃すのは、昔から変わってないですね〜
耳が痛い話ですが、どのチームの勝っても1勝ですよ矢野監督様。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:岡田 彰布氏
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2020年11月10日
場所:阪神甲子園球場