猛虎かく勝てり2176
2021.11.12 Friday
“ダークホースがいた“
背番号97番
小野寺 暖外野手
2021年度成績
試合34打席73打数67得点7安打12二塁打2三塁打0本塁打1塁打17
打点2盗塁0盗塁刺0犠打0犠飛0四球5死球1三振19併殺打2打率.179長打率.254出塁率.247
この男、もしかすると原口君のように彗星のごとく活躍するかもしれませんね。
ウエスタン・リーグの公式戦で開幕からクリーンアップの一角に定着した小野寺君です。
4月上旬までに9試合連続安打や公式戦初本塁打を記録したほか、一時はリーグの打率トップにも立ち、4月18日に支配下選手契約を締結。
横浜DeNAベイスターズとのデーゲーム4月24日に出場選手登録、同カードの6回表に中堅の守備で一軍公式戦へのデビュー。
4月30日に登録をいったん抹消されるも、ウエスタン・リーグの打率1位へ返り咲いたことを受けて、セ・パ交流戦終盤の6月8日から一軍へ復帰。同日から札幌ドームで開催された北海道日本ハムファイターズとの3連戦では、9日の第2戦に「7番・左翼手」としてスタメンデビュー。10日の第3戦でも同じ打順・ポジションでスタメンに起用されると、5回表の第2打席で一軍公式戦初安打。前半戦終了後の7月15日のフレッシュオールスターゲームでは、ウエスタン・リーグ選抜チームの最年長選手として4打数2安打1打点を記録。結局、同リーグの公式戦では、75試合の出場で規定打席に到達。打率.307で首位打者、出塁率.391で最高出塁率のタイトルを獲得するほどの活躍で、二軍にとって3年ぶりのリーグ優勝達成に大きく貢献しました。
一軍の公式戦でも、新人ながら開幕から正右翼手に抜擢されていた佐藤輝君がシーズンの後半に極度の打撃不振へ陥ってからは、左の長距離打者である佐藤輝君に代わってスタメンに起用される機会が増加。シーズン通算
で5度目の一軍昇格を果たしたばかりの9月30日には、甲子園球場での対広島東洋カープ戦4回裏の打席で、一軍公式戦における初本塁打をバッ
クスクリーンの左側へ放ちました。
育成ドラフト会議での指名を経て猛虎に入団した選手が、支配下選手登録を経て一軍の公式戦で本塁打を放った事例は、この打席での小野寺君が初めてです。
この経歴を書き留めただけでも彼を応援したくなりますね。来季はもしかすると猛虎のスター選手になるかもしれません。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:小野寺 暖外野手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2021年06月29日
場所:阪神甲子園球場