猛虎かく勝てり2306
2022.06.14 Tuesday
“奮起せよ猛虎打線“
再開するリーグ戦で、上位進出を目指すトラに必要なものは何か。猛虎一筋22年、4番や代打の神様として一時代を築いた日刊スポーツ評論家の桧山進次郎氏が緊急提言してくれました。
すべては野手陣の奮起にかかっていると・・・・
交流戦3連勝フィニッシュで12勝6敗と勝ち越し、再開リーグ戦に弾みをつけた猛虎。開幕当初は17戦1勝で最大16あった借金を6まで減らして最下位も脱出。Aクラスの広島まで2ゲーム差の4位に浮上。このす
べてはリーグ1位の防御率を誇る投手陣に尽きますね。
となれば、再開するリーグ戦でチームが浮上するポイントは野手陣に尽きます。
1点差試合が10勝17敗で完封負けが15回、うち0−1負けが半分の7回。この数字が何を表すか?つまり良い投手に当たるとからっきしで、先発の調子が悪かったり、リリーフの格が落ちたりすると点差を広げて勝つ。総得点が総失点を21点も上回りながらBクラスにいるのはそのため。
良い投手を攻略しないと、絶対上には行けません。
一番の課題は先制されると8勝25敗1分けで、逆転勝ちがリーグ最少タイの9回という淡泊さ。1点でも先に取られると粘れない。だから1点差
負けや0−1負けが多くなる。今は投手陣が頑張っているが、いずれ我慢の限界がくる暑い夏場はバテもくる。野手陣はこれまでつくった大きな借りをこの時こそ返す時でしょう。
キーマンは野手全員。相手が良い投手の時ほどとにかく粘る。1球でも多く投げさせる。走者は走るぞと見せかけ、注意力を分散させて甘い球を引き出す。自分がされてイヤなことを仕掛けることが重要。チームが束になって、ジャブの連打で泥臭く1点をもぎ取りにいく。先制試合は21勝10敗。投手陣が良いだけに、1点を先に取るか取られるかで展開が大違いです。1点差試合をモノにするには、この積み重ねしかない。
小生生観戦の先月の巨人戦ですが、青柳君に足して粘る巨人打線と、早いカウントから凡打を重ねる淡白な猛虎打線が象徴的でしたね。
奮起せよ!猛虎打線です。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:猛虎ナイン
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2022年5月20日
場所:阪神甲子園球場