猛虎かく勝てり2412
2022.12.30 Friday
“新監督に期待するもの”
2022年最後のかく勝てりは、図らずも新監督となりました。
そして藤川球児Special Assistant(特別補佐)の役職を、2023年より「球団本部付Special Assistant」に変更の人事も、年末に公式サイトで発表されています。
既に来季の猛虎の監督・コーチ陣容が公式サイトで発表されて、2023年の陣容が出揃いました。
さて、この第2次岡田猛虎が虎党から圧倒的な支持を集めています。支持率は驚異の9割とのアンケート結果の記事を見つけました。
開幕はまだ4カ月先ですが、05年に指揮官としてチームを優勝させた実
績があるだけに、18年ぶりのリーグ制覇の期待に胸を膨らませている虎党が多いのでしょう。
理論派の指揮官として、就任直後からさまざまな改革案を発信してきたことも、期待値を上げている一因かもしれません。就任直後に大山君は一塁、
佐藤輝君は三塁と断言し、ポジション固定は多くの賛同を得ました。他に
も今季まで併用制だった捕手についても固定を言及するなど、試合の8割
をレギュラーで固定する考えを示しています。
一方で、「支持しない」を選んだファンからは「勝ち負けだけを楽しみにしているファンばかりではありません。子供たちが選手の姿から何を学ぶか、親子で見ているファンは勝てばいい、とは思っていませんという厳し
い意見もあるようです。
予想順位も「1位」がトップで、全体の78%。猛虎では15年ぶりの現場
復帰で、「猛虎再建」を託された指揮官。虎党の絶大なバックアップを受
けながら、悲願の「アレ」へと導きます。
小生もちろん岡田新監督に期待も大きいだけに、ネガティブな意見を本年最後に一言だけ。
言わずとしれた猛虎は、第一次岡田監督2年目の2005年に優勝して以来18年間優勝から遠ざかっています。
当時は4番に金本氏、1番に赤星氏、5番に今岡氏、投手陣は井川氏、そしてセットアッパーで無敵のJFK。代打の神様桧山氏、猛虎の要矢野氏などそうそうたるメンバーが揃っていました。ですがこれは完全に故星野仙一氏や野村克也氏が育て上げた陣容です。
虎党の支持が多い裏付けとして、岡田監督はファンと選手が納得のいく采配をするという点を指摘します。当時の選手も岡田監督を悪くいう人は聞こえてきません。また、同じ球団から監督要請があるということは、球団フロントにも受けが良き監督だということですね。
悪く言えば、18年間優勝から遠ざかるチーム体質の礎を作り上げてしまったように感じています。
手厳しいことを言わせていただきましたが、当時のメンバーからすれば、あと数回は十分優勝できておかしくなかったですからね。その当時のメンバーやコーチ陣が組閣されていることも気になります。
ともあれ、その苦い経験を詰んだ新監督・コーチ陣がどれだけ指導者として変わっているかも期待したいところでございます。
画像:岡田 彰布監督
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
場所:阪神甲子園球場
撮影日:2020年11月10日