猛虎春季キャンプリポート2016
2016.02.20 Saturday
“監督は選手に遠慮してはならない”
指揮官が選手に遠慮してはならない
敵将ではあるが名監督であった故川上哲治元監督は、あのスーパースターだった長嶋氏も怒鳴りつけて叱り、若手の選手たちを驚かせたのは有名。
確かに今までの監督はこの男に遠慮していたのかも
全体練習が終わり、居残り特打が始まったあと、スタンドがまばらとなったなかでハイライトは突然やってきた。
午後3時25分。金本監督の鳥谷君への個人指導がスタートして41分が経過したとき、俺がお手本をみせるとばかりに、バットを手に打席に立つ。
自ら打席に立っての指導は珍しい。
さすがに現役時代は兄貴と呼ばれただけの金本監督ならではの熱血指導でしょう。
その鳥谷君を再び打席に立たせると、ケージの後ろから横へと移動しながら、細かくチェック。「そうだ!」「そのタイミング!」と絶え間なく声をかけた金本監督。
2人だけの濃密な時間は1時間4分。鳥谷君のスイング数は217にも及んだ。ほとんどが左方向へ。サク越えは2本も、指揮官は納得の笑顔をみせたようだ。
超変革はこの男のためのキャッチフレーズなのかもしれない
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:鳥谷 敬内野手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2015年04月04日
場所:東京ドーム