猛虎かく勝てり1508
2017.12.12 Tuesday
“2年目の壁を乗り越えろ”
背番号28番
小野 泰己投手
登板15勝利2敗北7セーブ0ホールド0 HP0完投0完封勝0無四球0勝率.222対打者343投球回78 2/3安打78本塁打6四球40死球5三振63暴投4ボーク0失点38自責点38防御率4.35
昨年プロ初勝利がなかなか達成できなかった男だけに、来シーズンの2年目のジンクスが心配になります。
同期入団の新人選手から、内野手の大山君・糸原君と共に春季キャンプを一軍で迎えた小野君。150km/h台前半のストレートをキャンプ中に金本監督はじめ首脳陣から高く評価されたため、キャンプ終了後も一軍に帯同。先発候補の1人としてオープン戦3試合に登板も、防御率が6.55に達するなど振るわず、公式戦の開幕を二軍で迎えます。
しかし5月21日の対東京ヤクルトスワローズ戦で、先発投手として一軍公式戦にデビュー。
セ・パ交流戦の期間中には、先発ローテーションの一角に組み込まれると、3試合の登板で交流戦の規定投球回に到達。0勝2敗ながら、全12球団の規定投球回到達投手で10位の防御率2.75を記録するも、前半戦は一軍公式戦7試合の登板で0勝5敗に終わります。
後半戦では、8月15日の対広島東洋カープ戦で、プロ入り後最も短い3回途中降板の末にシーズン7敗目を喫し、猛虎の新人投手が一軍公式戦での初登板から7連敗を喫する記録を更新してしまいます。
そして一軍公式戦13試合目の登板であった8月29日の対ヤクルト戦で、6回無失点2被安打と好投。打撃でも3回裏の第1打席で一軍初安打を放つなどの活躍によって、夏季長期ロード明け初戦のチームに勝利をもたらすとともに、一軍公式戦での初勝利を挙げました。
レギュラーシーズン全体では、一軍公式戦15試合に登板。2勝7敗、防御率4.35ながら、シーズンを通じて先発に起用され続けました。
首脳陣の評価が高いだけに、来季も先発ローテ入りが予想されますが、2年目のジンクスが心配ですね。課題である制球力をどう克服できるか・・・
来季の飛躍に期待します。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:小野 泰己投手
アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2017年06月18日
場所:阪神甲子園球場