猛虎かく勝てり1828
2019.12.16 Monday
“スランプを脱した男”
背番号9番
高山 俊外野手
2019年度成績
試合105打席300打数271得点25安打73二塁打12三塁打0本塁打5塁打100打点29盗塁9盗塁刺3犠打2犠飛0四球24死球3三振56併殺打3打率.269長打率.369出塁率.336
昨年からのスランプを脱した男!だが、一度逃したレギュラーポジションを取り返す事は至難の技でしょう。
レギュラーシーズンの開幕から一軍に帯同しましたが、ベテランの福留様・糸井君に加えて新人の近本君を外野のレギュラーに抜擢したチーム方
針の下で、入団後初めて開幕戦でのベンチスタートを余儀なくされました。
開幕2カード目からの二軍調整によって、ウエスタン・リーグの公式戦で4番打者を任されるほどにまで復調しましたが、4月下旬の一軍復帰後も
代打での起用が続きます。5月29日の対巨人戦では、4 - 4で迎えた延長
12回裏1死満塁の場面で代打で登場。サヨナラ満塁本塁打を放ったこと
によって、前年から甲子園球場の対巨人戦で続いていたチームの連敗を
10で止めます。猛虎と巨人の直接対決による公式戦が代打サヨナラ満塁
本塁打で決着した事例は、この試合での高山君の一打が初めてで、シーズ
ン終了後にはこの一打がスカパー! ドラマティック・サヨナラ賞セ・リー
グ部門の年間大賞に選ばれました。さらに、6月2日の対広島戦で21試
合振りにスタメンへ起用されると、2年振りの猛打賞をマーク。この直後
のセ・パ交流戦で福留様が戦線を離脱してからは、福留様に代わる左翼手
として、スタメン出場の機会を再び増やします。7月27日の対巨人戦で
は、7回裏から右翼の守備に就くと、延長10回裏1死1・2塁で炭谷選手が放った大飛球を、前進守備の態勢から背走しながらダイビングキャッチ。
このビッグプレーでサヨナラ負けのピンチを脱したチームは、11回表に1
点を勝ち越すとそのまま勝利。レギュラーシーズン全体では、一軍公式戦
105試合の出場で、打率.269、5本塁打、29打点をマーク。チームのシーズン3位で迎えたクライマックスシリーズでも、DeNAとのファーストス
テージと、巨人とのファイナルステージのうち第4戦を除く3試合に出場しました。
上記のようにスランプ脱出をしたものの、本来の成績をまだまだ残せていない高山君。首位打者を狙える逸材だけに、来季は猛虎外野手ポジション争いから目が離せません!
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:高山 俊外野手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2019年9月16日
場所:東京ドーム