猛虎かく勝てり1834
2019.12.22 Sunday
“さらば鳥人”
背番号1番
鳥谷 敬内野手
2019年度成績
試合74打席105打数92得点9安打19二塁打3三塁打1本塁打0塁打24打点4盗塁1盗塁刺0犠打1犠飛0四球12死球0三振16併殺打2打率.207長打率.370出塁率.338
2004年以来、縦縞の背番号1番をずっと撮影し続けました。雨の日も風の日も。間違いなく小生のカメラで一番多数の被写体になったのはこの鳥谷君です。そしてついに縦縞ユニフォームを脱ぐ時がきました。
春季キャンプから、北條君や新人の木浪君との間で正遊撃手争いを展開。オープン戦では14試合の出場で打率.308と好調も、木浪君がチームのオ
ープン戦新人最多安打記録(通算22安打)を達成するなど好成績を残し
たことから、3月29日のレギュラーシーズン開幕戦では木浪君に遊撃ス
タメンの座を明け渡しました。一軍開幕戦でのベンチスタートは、猛虎への入団16年目で初めての経験でしたが、延長11回裏に代打へ起用され
ると三塁打を記録。チームのサヨナラ勝利および、一軍監督としての矢野
監督の公式戦初勝利につなげました。
以降のシーズンは、木浪君と北條君が揃って不振だった時期に遊撃手としてスタメンに起用された程度で、主に代打として出場。例年どおり一軍へ
帯同しながら調整を続けるも、前年来の打撃不振は深刻で、出場62試合
の時点までは打点すら挙げられず、この年で5年契約が満了することから、8月29日には、翌2020年の去就をめぐって球団の幹部と会談。その
席上で、翌年の戦力構想から外れていること(事実上の引退勧告)を伝えられます。
鳥谷君自身も8月31日に、去就への明言を避けながら、この年限りで猛虎を退団することを表明。同時に二軍での調整を首脳陣へ申し出ましたが、「クライマックスシリーズへ進出するためには必要な戦力」として矢野監督が慰留したため、引き続き一軍へ帯同。9月12日の対ヤクルト戦8回裏1死1塁から代打で適時二塁打を放ったことによって、シーズン初打点を記録。その後は同月15日の対巨人戦で代打2点適時打、22日の対DeNA戦でも代打で先制適時打を放つなどの活躍を見せるも、出場試合数はプロ入り最低の74試合に留まり、本塁打0とプロ入り後初めて1本も本塁打が打てず、打率.207、打点4、出塁率.298はいずれもプロ入り最低を記録するなど、ほとんどの指標でプロ入り最低の成績で終了。
シーズン最終戦となった対中日戦ではベンチスタートで、7回裏に先頭の岩崎優君の代打で出るとそのまま遊撃手の守備に就き、試合終了まで出場し、猛虎の鳥谷君としてのレギュラーシーズンを終了。
元気のない鳥谷君の姿を見るのが辛かったな〜
このまま縦縞で引退することも選択肢としてあったのか・・・いやいや彼の性格からプロ続行希望すると誰もが信じていたでしょう。
頑張れ鳥谷!そして長い間本当にありがとう。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:鳥谷 敬内野手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2019年4月14日
場所:阪神甲子園球場