猛虎かく勝てり176
2008.06.26 Thursday
”猛虎の要が非情になる時”
今年も既に55試合に出場して、虎の正捕手としてでなく、全日本のクローザー捕手として北京での活躍が期待される男!
今夜の猛虎かく勝てりは、猛虎の要、矢野輝弘捕手ですo(^-^)o
春先の春季キャンプで若虎投手に雷を落として話題になった矢野君!相変わらず投手からの信頼も厚い良妻賢母ですが、やや気になるデータがあります。
セ・リーグ盗塁阻止率(捕手)
1 石原慶幸(広).429
2 福川将和(ヤ).412
3 阿部慎之助(巨).370
4 矢野輝弘(神).324
5 相川亮二(横).278
6 谷繁元信(中).154
今回の交流戦でも、何度か相手チームの走塁で振り回される場面を目にしました。この数字は一概に矢野君の肩の衰えか?
小生はここで元西武ライオンズ監督の森祇晶氏の現役時代の逸話を思い出します。
巨人V9時代の正捕手として活躍した森氏は、なみいるライバルが居たにも関わらず、とうとう引退するまでその座を受け渡すことがありませんでした。
川上監督の知恵袋的存在となり、勝負に徹した冷静で、時に非情な分析を監督へ進言。それゆえ誰からも実力は認められていましたが、選手仲間からの人望はあまりなかったといわれます。
今シーズンのここまでの矢野君の成績です。
55試合 率.272 14打点 1本
打数169 安打46 四死球5 盗塁0
先の森氏は当時34歳だった1971年の日本シリーズにて、”森の弱肩では歩いている福本ですら刺せまい”という下馬評に対し、初戦巨人1点リードの9回の裏、二球目に盗塁を企てた世界の盗塁王福本豊氏を二塁一メートル手前で見事に刺しました。
以降このシリーズでは二度と福本氏はスタートを切れず、巨人はV7を達成します。
さて森氏がどのような猛特訓をされたかは、又の機会として・・・
我等が猛虎の要矢野君が、勝負に対して非情になった時こそ、他のチームをまったく寄せ付けない無敵の我らぞ阪神タイガースがそこに君臨しつづけるにちがいありませんo(^-^)o
画像:矢野 輝弘捕手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:08年5月6日
場所:東京ドーム
☆頑張れ阪神タイガース☆
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