猛虎かく勝てり1774
2019.10.22 Tuesday
“必死のグッチ”
背番号94番
原口 文仁捕手
2019年度成績
試合43打席94打数87得点8安打24二塁打4三塁打0本塁打1塁打31打点11盗塁0盗塁刺0犠打0犠飛2四球4死球1三振23併殺打3打率.276長打率.356出塁率.309
原口君の激動のシーズンが終わった。
春季キャンプのスタートを二軍で迎える予定だったが、キャンプイン直前
の1月24日に、大腸がんを患っていることを自身のtwitter公式アカウ
ントと球団を通じて公表。前年末に受診した人間ドックで判明したもので
、シーズン中に実戦へ復帰することを目標に、患部の手術を受けたうえで
治療に専念することを明らかにしました。術後リハビリなどを経て、5月
8日に中日とのウエスタン・リーグ公式戦8回裏に代打で実戦復帰を果た
します。この試合から同リーグの公式戦18試合へ出場すると、「4番・指
名打者」に起用された6月2日の対ソフトバンク戦で復帰後初本塁打を記
録。セ・パ交流戦が開幕した6月4日にシーズン初の出場選手登録を果た
すと、当日の対ロッテ戦9回表1死3塁の局面で代打に起用。左翼フェン
スを直撃する適時二塁打。6月9日の対日本ハム戦でも、3 - 3の同点で迎
えた9回裏2死1・2塁の場面で代打に起用されると、サヨナラ安打を記
録。このサヨナラ安打で、同月のセ・リーグサヨナラ賞を受賞。代打での
活躍に加えて、交流戦の期間中に指名打者としてのフル出場や、捕手とし
ての起用も経験したことを背景に、オールスターゲームにもセ・リーグの
「プラスワン投票」得票数1位で2年振りに出場。7月12日の第1戦9
回裏2死1塁に代打で2点本塁打、「7番・指名打者」としてスタメンに
起用された翌13日の第2戦2回裏の第1打席でソロ本塁打を放ったこと
によって、2試合にわたりながらも2打席連続本塁打を記録。一軍の公式
戦でも、8月4日の対広島戦5回表2死1塁で代打に起用されると、初球で復帰後初本塁打。
衝撃的な復活も後半の活躍は寂しいものがありました。術後の体調面も心配ですが。
ともあれスター性を持ち合わせた必死のグッチ君の完全なる復活を喜ぶとともに、来季の活躍を期待します。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:原口 文仁捕手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2019年5月11日
場所:上富田運動公園野球場