猛虎かく勝てり2269
2022.02.15 Tuesday
“争いは続く“
大山よ、輝よ、もっと強くなれ!
矢野燿大監督が、沖縄・宜野座キャンプ第3クール最終日の13日、4番を争わせる大山君と佐藤輝君に今年初のノックの雨を降らせました。限界
まで挑戦させるキャンプ名物「デスノック」で約50分間、トータル491本。今季限りで退任する指揮官が両雄の飛躍を願い、キャンプで振るう最後の愛のムチは、2人にしっかり届いたのでしょうか・・・・
矢野監督が打撃用手袋を両手にはめ、ノックバットを握りしめ、三塁ベー
ス付近に並ばせたのは、大山君と佐藤輝君でした。最初は正面の簡単なゴロでしたが、次第に三塁線ギリギリや三遊間と次第に難易度を上げます。
打つこと約50分、トータル491本。笑う視線の先には、泥だらけの大山君とヘトヘトな佐藤輝君がいました。
第3クール最終日。メニュー表に「“愛の無事着”デス」と書かれた毎年恒例、限界に挑戦させるデスノック。矢野監督が今年初めてノックを打つ相手に選んだのは4番を争う2人。
主軸でフルに働くために体力的、精神的に強くなってほしい願いを込めます。2年目で初めてデスノックを受けた佐藤輝君は、体力不足と判断して先にお役御免。振る力はついてきたが、守備とか継続してやることは苦手。大山君との違いは歴然であり、こういうことを経験しながら本当のいい打者、強い選手になってもらいたいものですね。
佐藤輝君は合計233本で31失策。15分長く受けた大山君は258本で10失策。球際に強くなってこそ本当のレギュラーでしょう。
大山君と佐藤輝君のキャンプ実戦は、ここまで4試合で交互に4番を務め、大山君が打率4割5分5厘(11打数5安打)、1本塁打、2打点。佐藤輝君が打率4割6分7厘(15打数7安打)、1本塁打、2打点とほぼ互角の数字をたたき出しています。大山君は三塁が本職のために守備ではリードでしょう。佐藤輝君も志願して三塁を守り、バトルは白熱しています。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:佐藤 輝明内野手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2021年06月29日
場所:阪神甲子園球場