猛虎かく勝てり2274
2022.02.20 Sunday
“アピール不足“
<練習試合:楽天3−3阪神>◇沖縄・金武
若虎のアピール不足に指揮官眉が険しくなってきました。
矢野監督が、アピール不足の若虎たちにダメ出しを連発。楽天との練習試合は3−3で引き分けましたが、キャンプ中盤になっても主力を脅かす若手が現れない現状を「寂しい」と厳しく叱咤。17年ぶりのリーグ優勝には
若手の突き上げが不可欠だけに、厳しい言葉で奮起を促しました。
劣勢の9回に島田君が適時三塁打を放ち、3−3のドローに持ち込む。
だが、矢野監督の口調は穏やかではあらず。
高寺君、遠藤君という若手以外がもっともっとアピールしてほしい。小野寺君も島田君も1本出たが、1軍戦力と期待して宜野座に呼んでいる若虎たちへの物足りなさを嘆いたのでしょう。
この日の楽天投手陣で1軍実績があるのは松井裕投手だけ。対外4試合
の相手も若手投手が中心だが、紅白戦も含めた5試合で、島田君は打率1割6分7厘、小野寺君は2割5分、江越君は2割、熊谷君は1割8分2厘…。1番近本君、4番を争う大山君、佐藤輝君らは内容も結果も安定している一方で、レギュラーと控えの実力格差が目立ってきているのが虎の現状でしょう。
矛先は投手陣にも。先発転向の及川君は7回からの3イニングを1安打無失点に抑えました。だが指揮官は立ち上がりの7回に2四球と安打で満塁のピンチを招いたことを厳しく指摘。
開幕ローテ争いに黄色信号がともっています。6回に1イニングを2奪三振で無失点に抑えた岩貞君にも厳しい評価。
現状では勝利の方程式は任せられないとしました。
投手陣では昨季、伊藤将君がローテに定着して優勝争いに貢献する風を吹かせていますが、ただでさえ絶対的守護神スアレス君の穴は大きい。日本一での勇退を現実にするためには、現在の主力だけの力では勝ち切れない。20日の中日戦にはドラフト2位の鈴木勇斗君、同3位の桐敷拓馬君も対
外試合デビュー予定です。
奮起せよ!猛虎ナインでしょう。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:勝利
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2021年06月29日
場所:阪神甲子園球場