猛虎かく勝てり44
2006.11.03 Friday
”蘇れ!魂を込めた剛球”
今季限りで引退をした片岡の旦那の言葉を思い出す。「タイガースに来てから、思うような成績が残せず、何度も泣きながら球場をあとにしたこともありました。」…
小生は少なくても、今季三度悔し泣きをした男を思い出す!
今夜はその男の06年を振り返ります。
虎の守護神、久保田智之投手です。
10月8日の巨人戦で1-1の延長10回にマウンドに上ったが、4連打を含む6安打4失点と炎上。
逆転優勝への芽を摘んだあまりにも残酷なシーンでした。既にマウンド上で泣いてましたね〜
開幕二戦目の燕戦でもまさかの押し出しファーボールでサヨナラ負け。そして忘れもしません4月21日、巨人との一回戦でのイ・スンヨプ選手に打たれたサヨナラホームラン(^o^;)
03年の新人時代からマウンドにあがり、着々と力をつけて昨年はクローザーとしての地位を不動のものとし、40セーブを目指して臨んだ彼にとって、怪我による長期離脱など、今季は厳しい挫折を味わうシーズンとなりました(-o-;)
今季の成績です。
47試合 5勝 7敗 16S 防御率3.96完投0 投球回50 奪三振57 自責点22
思えばクローザーとは最もプレッシャーのかかる、極めてタフな精神力が必要なポストです!
球児君しかり、あと一人の場面で竜井上選手に同点弾を打たれたり、やはり燕戦でジェフ君がストライクが入らず押し出しサヨナラなんて試合もありました!
アウェイ対戦ではバスでホテルに帰る際、こんな日はどんな心境でナインはバスに乗り込むのか…
ここでV9巨人のエピソードを紹介します。
↓↓↓
昭和41年の秋、堀内が広野(当時中日)に代打逆転満塁サヨナラホームランという満艦飾みたいな一発を打たれた。中日球場からの帰りのバスで、私たちは「なんであんな甘い球を投げるんだと」堀内を責めたくなる心境だったが、その時、頭のてっぺんから抜けてでるような明るい声で長島がいった。
「あの広野っていう新人、素晴らしいねえ、あそこで打つなんてすごいよ、ウン、広野ってのはすごいなあ」
バスの中はいっぺんに、そうだあいつがすごかったんだ、となってムードが一変、堀内を責めたいと思っていた気持ちがどこかへ行ってしまった。堀内をかばうという意識より、バットマンとしての自分の経験からそういう発言になるのかもしれないが性格がにじみ出ている。↑↑↑
いかにもミスター長島さんの人柄をあらわすエピソードに小生もただただ反省しましたo(_ _*)o
来季への意地を最後に見せて、久保田君を連打で撃沈した巨人打線が大したもんだ!
あの場面で打ったイ・スンヨプ選手が、井上選手が、ボールを冷静に選んで塁を埋めた燕打線が大したもんだ!
と思える来シーズンにすることを誓います(*^-^)b
来季は先発への転向構想も浮き上がってきている久保田君の剛球復活を信じて、アナフレ猛虎会の皆々様と共にエールを送り続けたい所存であります。
マウンドで、相手バッターを睨み付ける貴殿のキリッとした顔つきが好きだぜい(*^^)v
頑張れ久保田(^O^)/
参考文献:『巨人軍かく勝てり』牧野茂著
画像:久保田 智之投手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:06年9月23日
場所:東京ドーム
☆頑張れ阪神タイガース☆
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