猛虎かく勝てり2246
2022.01.23 Sunday
“春季キャンプに向けて“
嬉しいじゃないですか!あの男が猛虎を語ってくれました。
鳥谷敬氏初提言<1>
「致命的なエラー」を減らせるか。猛虎とロッテで活躍し、日刊スポーツ評論家に就任した鳥谷敬氏が2月のキャンプインを前に、虎の守備力向上へのポイントを3回にわたって初提言してくれています。
古巣阪神は昨季まで4年連続で12球団ワーストの失策数。5度のゴールデングラブ受賞を誇る名手は「数は問題じゃない」と言い切り、失点につながるエラーの減少を重視しています。
鳥谷氏は開口一番、「エラーの多さ自体は大した問題じゃない」と強調しました。
虎は昨季まで4年連続で12球団ワーストの失策数を犯している。21年は86失策。どうしても分かりやすい数字ばかりが取り上げられがちだが、その内容に注目すべきだと力説。
数はどうでもいい。質の問題。エラーする場面にしても、大差がついた展開での2死走者なしなのか、接戦での先頭打者なのか、無死一塁なのか、それとも2死三塁でしてしまうモノなのか。たとえばチーム全体で40失策しかしていなくても、その40個すべてが致命的なエラーになると厳しい。一方で80失策していても、致命的なエラーが40個よりだいぶ少なかったら、先に話したチームよりも勝ちを拾っていけるかもしれない。試合の勝ち負けに直結するエラーをどれだけ減らせるか。そこが大事になると思います。
鳥谷氏は04年から19年まで16年間タイガースでプレー。誰よりも甲子園の難しさを知る内野手の1人。
甲子園は土のグラウンドだから、どうしても天候によって状態が変わってしまう。たとえば風が強い日だったら、地面の上部にある柔らかい土が風に持っていかれて、それまでより硬くなる。その上、飛び散った土が指先について、送球の際にボールが滑ってしまったりする。
頻繁に浜風が吹きつける屋外球場。内野部分は芝生ではなく黒土。球界屈指の「整備力」を誇る阪神園芸をもってしても防ぎようがない、ゲーム途中での変化もある。他球場よりも高い守備力が要求される甲子園では、時に「完璧」を捨てる発想転換もありなのではと、鳥谷氏は提案します。
鳥谷氏は中野君のあるプレーを例に挙げています。
次回が楽しみですね!
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:勝利
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2021年06月29日
場所:阪神甲子園球場