猛虎かく勝てり2251
2022.01.28 Friday
“春季キャンプに向けて“
この人も帰ってきてくれましたね。
阪神、ロッテで活躍した今岡真訪氏が日刊スポーツ評論家に就任し、古巣猛虎にエールを送ってくれてます。
同氏は昨季、ロッテでヘッドコーチを務め、終盤まで優勝争いしたがオリックスに競り負けました。現役時の03年に首位打者、05年に打点王に輝き、2度の優勝。自身の経験から首脳陣のマネジメントの重要性、主力の存在感など「優勝の条件」を説きます。
現役16年、指導者7年の経験から「優勝の条件」を追究。「主力が打たないから勝てないではありません。主力が打たなくてもベンチのマネジメントで勝てると思います」と言う。モノサシになるのが、猛虎の主力で貢献した2度の優勝。
「星野監督は、とてもシビアでした。勝っていても6回で(遊撃の)藤本に久慈さんを入れ(二塁の)私のところに田中秀太を守備固めで使いました。スキを見せない。妥協しません。二遊間のレギュラーに守備固めを出しても勝てるということです」。戦いに徹する闘将のタクトで、03年は18年ぶりのリーグ優勝を果たしました。
戦力が充実していた05年は、岡田監督が指揮を執った。今岡氏は「できあがっているチーム。みんなが調子がいい、まれなシーズンでしたが、岡田監督はあえて動きませんでした。トリ(鳥谷)も使い続けていました」と振り返る。40本塁打の金本、147打点の今岡、60盗塁の赤星…。鳥谷は主力として、通算2099安打の地歩を築く1年になった。先発オーダーはわずか38通りだった。腰を据えた用兵で頂点に導いた。
長丁場のシーズンは打線に軸が欠かせない。今岡氏は実感を込めて言う。
レギュラーが確約されている野手は近本君だけ。主砲の大山君も、昨季新人球団最多の24本塁打を放った佐藤輝君も、定位置を争う立場。主力の台頭を期待しつつ、タテジマの戦いぶりに密着します。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:猛虎ナイン
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2020年11月10日
場所:阪神甲子園球場