猛虎かく勝てり2747
2024.11.21 Thursday
“球界のエースへ“
背番号35番 才木 浩人投手
登板25勝13敗北3セーブ0ホールド0 HP 0完投4完封勝3無四球1勝率.812対打者671投球回167 2/3 被安打140被本塁打4与四球38与死球0奪三137暴投4ボーク0失点35自責点34防御率1.83
虎のエースが侍となり、日本のエースになっている!
侍ジャパンでもっとも印象に残った選手は、やはり先発の才木君の名前をあげているのが、解説の谷繁氏。今季13勝3敗と1人で貯金10を稼ぎ、防御率1点台を残したのもうなずけたとコメント。
先日の台湾でのアウェイゲーム。成長を感じる場面はいくつかあった。まずは初回、先頭にいきなり3ボールとしたが、全く焦った様子がなか
った。4球目はストライクゾーンの真ん中に真っすぐを投げ、見逃しスト
ライク。5球目も真っすぐで見逃しを奪い、フルカウントまでもっていっ
た。6球目もゾーンへの真っすぐで一ゴロに仕留めた。
2回無死一塁でも6番打者に3ボールとしたが、ここでもゾーンに真っす
ぐを続け、見逃し、ファウルでフルカウント。最後、7球目も真っすぐで
見逃し三振。NPB球との違いも感じさせない。たとえカウントを悪くし
ても、ゾーンに真っすぐを投げれば抑えられる自信があったのだろう。
真っすぐ一辺倒でもなくなったと言う。以前の才木君は、真っすぐにフ
ォークという印象が、昨季後半からスライダーを使えるようになった。今季はその精度が増し、投球の幅が広がった。この日は、相手打線が2回り目からスライダーの割合を増やしていた。目を見張ったのは、4回1
死で4番打者にカウント0−1からスライダーで空振りを奪った場面。左打者のインハイにスライダーを投げていた。曲がりすぎればぶつけるし、
少しでも甘くなれば打ちごろになる。意図してインハイに投げて追い込
み、最後はフォークで空振り三振。台湾の主砲にバッティングをさせなかった。
才木君はまだ26歳で伸びしろもあると説く。2年後の次回WBCまでに、
真っすぐの力がさらについてくるだろう。大谷、山本もいるが、故障がなければ、日本のエースになっていてもおかしくない。1つだけ忘れて欲
しくないのは、相手バッターにとって才木君の一番嫌な部分はその真っ
すぐだということ。角度にスピードもあり、非常に脅威。スライダーの
精度が上がったとはいえ、かわすピッチングに走らず、このまま真っす
ぐを磨いていって欲しい。
まあベタ褒めの解説でしたね。すでに猛虎のエースではなく、球界のエースとして成長著しい才木君!来季もエースとして開幕登板が楽しみです。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:タイガース・ガールズ
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2024年06月21日
場所:阪神甲子園球場