猛虎かく勝てり2887
2025.08.15 Friday

“勝ちに不思議な勝ちあり“
今季106試合目、64勝目にして猛虎には初の出来事があった。クリーンアップが3人とも無安打で勝利したのはこれが初めて。試合前までクリ
ーンアップ全員無安打は4試合あったが、全て敗戦している。
猛虎のクリーンアップとは、3番・佐藤輝君から森下君、大山君の並び。又は森下君から佐藤輝君、大山君とモデルチェンジ。いずれにしてもこの4試合はクリーンアップが無安打で全敗している。
しかし、先日は勝った。主軸3人が打たなくて他の打者が打った結果という内容ではない。3回の2得点は相手ミスに乗じたもの。内野の2失策
と先発・大瀬良投手の暴投。この時点で猛虎打線は無安打だったので珍
しい“ノーヒットツーラン”。
結局、猛虎打線が放った安打は2本だけで広島の5安打に負けた。
ある意味、猛虎が他球団に誇る投手陣の踏ん張りと守備が光った、典型的な試合だった。
先発・高橋遥君は抜群の内容。少ない球数で相手を切っていく。これは“ノーノー”か? と多くの虎党が思ったが、6回に初安打を許したものの、7回4安打無失点は立派な内容。
そこへ及川君、そして39試合連続無失点のプロ野球記録に並んだ石井君
の力投が続いた。さらに6回は“守り”だ。高橋遥君が初めて安打され
た2死二塁。ここで中村選手の左前打を左翼・高寺君、遊撃・小幡君から捕手・坂本君のカットプレーで刺す。まさに「投手を中心とした守り
の野球」を実感させる場面だった。が、まだまだ油断はできない。前日
12日は休養目的で佐藤輝君を休ませて敗戦。2試合ぶりに戻したクリー
ンアップが無安打の事実も侮れないから、最後まで引き締めていこう。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:及川 雅貴投手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2023年04月21日
場所:バンテリンドーム