猛虎かく勝てり603
2011.12.17 Saturday
“弱点を克服せよ”
背番号41番 小林 宏投手
2011年度成績
42試合1勝 5敗 0S 防御率3.00
完投0 投球回39 奪三振45 自責点13
真弓猛虎の最大の誤算はこの男の大スランプだったのでしょう。
今夜の猛虎かく勝てりは、小林宏君です。
今年の1月にFA行使直後より鉄腕久保田君、火の玉球児君に繋ぐ中継ぎの軸として
獲得意思を表明していた阪神タイガースと初交渉し入団を表明。
開幕前からJFKの再来とまで言われ、トリプルKで猛虎のセットアッパーは12球団随一
とまで騒がれました!
しかしシーズン前半戦は6度の救援失敗で4敗を喫するなど不振にあえぎ、7月26日の
竜さんとのカードで移籍後初勝利を挙げたものの、調子は上がらず8月28日に2軍落ち。
9月30日に再び1軍登録されたものの、10月4日の東京ヤクルト戦で失点を喫するなど
最後まで不安定なままシーズンを終えることになりました。
今年は本人にとって一番悩んだシーズンだったことでしょう。何が原因かが自分でも
判らなかったのかもしれません。
しかし彼の過去の成績をみても、昨年の29セーブを挙げた2010年以前は波がある
シーズンが多く、安定した成績を残していません。
そんな点がメジャースカウトの目にとまらなかったかもしれませんね。
長い手足から背中越しから投げてくるような投法は打者には死角となり、球の出所が
わかりずらい・・・それが彼の良さではと小生は考えます。
ですがその恵まれた体格だからこそ、安定感の維持というものが一番のポイントでしょうか。
久保投手コーチからフォームのチェックを受けている場面も球場で見受けられました。
いずれにせよ、彼の復調が和田猛虎のカギを握るはずです。
ベテランの意地に期待しましょう(*^_^*)
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:小林 宏投手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース』
撮影日:2011年05月05日
場所:東京ドーム