猛虎かく勝てり2850
2025.03.15 Saturday

“最強の2、3番”
佐藤輝君、中野君の同期コンビが、今季は「中野2番、佐藤輝3番」と
上位打線を形成する。20年ドラフトで1位と6位の入団。この2人のみ
が成し遂げてきた記録に今年も要注目です。
レギュラー選手の証明といえるのが、規定打席への到達。ともに新人だ
った21年に、佐藤輝君と中野君はそろって達成。これは球団初で球界全
体でも62〜64年の東映岩下光一氏、青野修三氏以来59年ぶり2組目。岩下氏、青野氏は64年までの3年連続で到達。猛虎の2人は昨年24年
に4年連続としており、既に球界最長です。
なお球界では56年まで打席ではなく「規定打数」を採用。このときの最
長は4年で、大映の菅原道裕氏と島田雄三氏が52〜55年に達成。基準は
少し違うが、猛虎のコンビが5年に伸ばせば更新となります。
また、佐藤輝君と中野君はプロ入り後全年度で100安打以上を放っても
いる。2年目の22年には、球団73年ぶりの「新人から2年連続100安
打以上ペア」となった。1リーグ時代の48〜49年別当薫氏(114安打、184安打)、後藤次男氏(129安打、142安打)以来2組目だ。
翌年23年には、プロ野球史上の新人以来3年連続3桁安打コンビとなり、
昨季24年には4年に伸ばした。今季も継続し5年連続とすれば、当分の間オンリーワンの状態が続きそうだ。
ところで今季の猛虎打線の目玉「2番中野、3番佐藤輝」である。佐藤輝君はプロ通算12試合で先発3番の経験がある。残念ながら打率2割6分1厘(46打数12安打)、2本塁打、8打点とやや食い足りない。
一方の中野君はこの12試合中半数の6試合でスタメン2番を務め、打率3割2分(25打数8安打)と当たっていた。新3番の相棒のためにもた
くさん塁に出て、多くのチャンスを回したい。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:佐藤 輝明内野手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2024年05月01日
場所:マツダスタジアム