猛虎かく勝てり2854
2025.03.20 Thursday

<ウエスタン・リーグ:阪神2−0ソフトバンク>◇20日◇日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎
“開幕ローテ候補”
本日はウェスタンリーグです。
開幕ローテ候補の助っ人2人がそろって好投しました。
先発のビーズリー君は、4回3安打無失点。毎回走者を出しながらも、要
所で三振を奪う好投。今月上旬に体調不良で登板回避して戦列を離れて
おり、2月23日中日とのオープン戦(北谷)以来のマウンドで、好アピ
ールしました。
新助っ人のジョン・デュプランティエ君は6回から3番手で登板。力強
い152キロ直球で笹川選手から空振り三振を奪いスタートすると、4回5
安打無失点6奪三振。9回は先頭から連打を浴びて無死二、三塁のピンチ
を招くも、後続3人を断って試合を締めました。
前回12日の西武とのオープン戦(ベルーナドーム)では3回無失点。開
幕へ向けて順調な姿を見せました。
いつの間にか投手王国となった猛虎!
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:ジェミリー・ビーズリー投手
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2023年04月21日
場所:バンテリンドーム
虎!雨天中止
2025.03.20 Thursday

■2025/3/19 試合結果
対ヤクルト オープン戦 神宮
雨天中止
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“休養日”
午前10時10分に、天候不良のため試合中止がヤクルトから発表されました。朝から東京は大雪。神宮球場も雪が積もり、一面が白く染まったこの日、猛虎にとっては、4日中日戦(甲子園)以来2度目のオープン戦中止
となりました。3月28日広島戦(マツダスタジアム)での開幕まではあと
9日。残すオープン戦は21日からのオープン戦・オリックス3連戦(京セラドーム)のみとなります。
さて、元縦縞で現解説者の岩田稔氏の良い記事を見つけました。素晴らしい理論家として活躍しそうですね。
猛虎が今季も次々に投手の新星を誕生させそうと題した記事です。
開幕ローテ入りが確実となっている門別君にドラフト1位伊原君、育成1
位から支配下登録された工藤君然り…。なぜ猛虎は好投手を生み出せるの
か。縦縞一筋16年間の現役生活を送った日刊スポーツ評論家・岩田稔氏が考察しています。
今春も大竹君が出遅れ、伊藤将君の調子が上がらない状況で、門別君や富田君、ドラフト1位伊原君らが台頭している。中継ぎ陣でも育成1位から
支配下登録を勝ち取った工藤君が1軍枠に割って入りそうな勢い。今回は
21年まで縦縞一筋16年間の現役生活を送った私なりに考察する。
<1>「素材型」を指名
まずはドラフト戦略の変化に触れないわけにはいきません。15年オフに
当時の金本監督が就任した前後から、2軍の鳴尾浜球場で一緒に練習して
いても馬力のある「素材型」が増えたと感じていました。たとえば帝京大
から15年ドラフト5位入団の青柳投手(現フィリーズ)。制球やフィール
ディングに不安がありながら、独特の腕の位置から出てくる直球の強さは
入団当初からズバ抜けていました。18年ドラフト4位の斎藤投手(現日
本ハム)も150キロ後半の直球に強さがありました。今を時めく工藤君も
「素材型」の1人と言えるでしょう。
少々の短所には目をつぶる。とにかく球が速い、強い球を投げる、コント
ロールがいい、打ちづらい変化球がある、といった長所を伸ばす。そんな
球団方針の徹底、スカウト勢の目利きが投手王国の根底にあるのは間違い
ありません。
<2>「意識高い系」の増加
いわゆる「意識高い系」の若手投手も一気に増えた印象です。まだ私が若
かった頃は自分も含め、少しでも暇ができたら遊びに出ようとする投手も
少なくありませんでした。それが最近は24時間を野球に没頭できる投手
ばかり。もしかしたらスカウトは性格も見極めた上で、向上心の高い選手
を優先的に指名しているのかもしれません。
私の現役晩年、「意識高い系」の筆頭は16年ドラフト3位の才木君でし
た。ルーキー時代から「自分はこの練習だけはやっておきたいので」と言
えたぐらい、体の使い方やトレーニングの勉強に熱心な選手。私も「それ
はどういうトレーニングなん?」と鳴尾浜のウエートルーム場でよく聞い
たものです。研究熱心な投手が成功する確率が高くなるのはわざわざ説明
するまでもありません。
<3>バックアップ体制の整備
この10年間で、球団を挙げたバックアップ体制も今まで以上に整ったよ
うに映ります。リハビリや治療の専門家がトレーナーとして加入。2軍で
も3日連続登板は避け、球数やトレーニングの管理も含めて、ケガを
させない環境作りを徹底しています。
さらに2軍新球場の日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎には8台の専用カメラ
が稼働する映像分析システム「ホークアイ」が設置され、施設全域に約20
台の専用カメラが設置されたと聞きました。アナリスト部門も拡充され、
選手はよりヒントを得やすくなりました。
「意識高い系」の「素材型」が恵まれた練習環境と起用法で伸びていく。
そんな好循環が猛虎の投手陣を支えているのだと感じます。
以上ですが、いや〜びっくりしましたね〜。プロの記者顔負けと言いますか、インタビュアーの聞き方が良かったのか。的を射た考察に関心いたしました。猛虎投手陣は今年も楽しみです。
参考文献:阪神タイガース公式サイト
画像:猛虎ナイン
撮影:アナフレ猛虎会『頑張れ阪神タイガース☆』
撮影日:2023年04月21日
場所: バンテリンドーム